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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『傾城知盛』(けいせい とももり)です。
今日の絵は、二人付きます。
典待局(すけのつぼね)の亡霊と、亡霊が化けた遊女・室君(しつきみ)です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『傾城知盛』
(けいせい とももり)
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あらすじ
傾城知盛は、『船弁慶』(ふなべんけい)を題材にして作られた、新作の舞踊である。
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◇◇◇
ここは船の上。
壇ノ浦から都へ帰る途中、源義経一行は、兵庫県の室の津のあたりに来た時に、風がピタッとやんでしまい、船が進まなくなってしまった。
それで、風が出るまでしばらくここに留まることにした。
もぅすっかり日も暮れて、キレイな月が出てる。
義経は、袖から笛を取り出し、思わず吹いてしまう。
そんな笛に誘われるようにして現れたのが、船遊女・室君(しつきみ)。
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義経と家来は、一瞬まどろんでしまう。
はっと気が付いた時に目の前にいたのが、絶世の美女。
しかし、義経はこの女性に違和感を感じる。
そして、刀を抜いて振り上げると、、
遊女はおそれおののいて波間に姿を消してしまう。
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この女性の正体は、壇ノ浦に入水した、安徳天皇の乳母である、典待局(すけのつぼね)の亡霊であった。
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遊女の姿に化けて義経を誘惑し、憑り殺そうとしていたのであった。
そこへ弁慶が駆けつける。
先ほどの遊女が、とうとう正体を現す。
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恨みをもって義経に襲いかかる典待局の亡魂。
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弁慶は五大尊を唱え、五大明王を守護に受け典待局の亡霊を鎮める。
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衣装メモ
典待局の衣装は、紫色の十二単姿です。この十二単には、緑色の家紋がデザインされています。
上半身は、白の衣装に早変わりしています。
長い黒髪に、ピンク色の髪飾りと、花の飾りを付けています。
手には薙刀(なぎなた)を持ち、義経一行に襲い掛かろうとしています。
一方、室君の衣装は、ピンク色の花魁姿です。青色の帯には、金銀の草花が描かれています。
頭には、金色と鼈甲(べっこう)の櫛をさしています。
そして亡霊なので、足が見えません。
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今回の表現ポイント
背景は、海です。空は黄色で表現しました。松の木も見えています。
そして、海の場面なので、背景には巨大なダイオウイカが炎をメラメラと上げて飛んでいます(笑)
このダイオウイカは、典待局の怨念をイメージしています。
今回は典待局の怨念を、ダイオウイカで表現しました。
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典待局が、花魁に化けて義経を誘惑する場面と、典待局が正体を現したところの2場面を、一枚の紙に表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『傾城知盛』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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