ご訪問ありがとうございます✨
絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎十八番・『蛇柳』(じゃやなぎ)です。
今日の絵は、おきよという女性が主役です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎十八番
『蛇柳』
(じゃやなぎ)
(※クリックすると画像が拡大します)
あらすじ
『蛇柳』は久しく舞台に取り上げられることはなかったが、平成25年(2013年)8月にシアターコクーンにて十一代目・市川海老蔵が松岡亮の脚本、藤間勘十郎の演出により内容を新たにし、舞踊劇として上演している。
原題名、『百千鳥大磯流通』(ももちどり おおいそがよい)。
(※クリックすると画像が拡大します)
◇◇◇
高野山奥の院にある霊木の蛇柳。弘法大師が法力により、災いをもたらす大蛇を柳に変えたと言われている。
おきよという娘が、金五郎という男に恋慕するが殺される。
(※クリックすると画像が拡大します)
高野山の蛇柳の前で、道化た仕草をみせたあと、おきよの死霊がその体に乗り移り、大薩摩の浄瑠璃を使って嫉妬に荒れ狂う様子を見せる。
(※クリックすると画像が拡大します)
そして、丹波の助太郎という愚か者に、失恋の末に死んだおきよの亡魂が乗り移り、嫉妬の荒れを見せる。
(※クリックすると画像が拡大します)
取り憑かれた助太郎は、亡き妻への執着を語り狂乱になる。
背後の柳が大蛇に変わり、助太郎は姿を消す。
(※クリックすると画像が拡大します)
この蛇柳のもとに、物の怪が現れて仏法の妨げをなすことから、住僧定賢が退治するために現れる。
その蛇柳の精魂を、住僧定賢が治めようとするが敵わない。
(※クリックすると画像が拡大します)
そこに押戻しの金剛丸照忠(こんごうまる てるただ)が登場し、蛇柳の精魂に立ち向かう。
(※クリックすると画像が拡大します)
最後は、金剛丸照忠によって怒りが鎮められる。
(※クリックすると画像が拡大します)
衣装メモ
おきよの衣装は、オレンジ色と黄色の着物です。この着物には、水色と紫色でデザインされた花が描かれています。
片袖は、早変わりで白い格子模様の着物に変わっています。
頭には、赤い鉢巻きを付け、水色の花飾りを付けています。
(※クリックすると画像が拡大します)
おきよは右手に籠、左手に扇子を持っています。
一方、蛇柳の精魂の衣装は、水色の鹿の子(かのこ)模様の着物に、下はオレンジ色の袴姿です。
(※クリックすると画像が拡大します)
妖怪を意味する、長いボサボサ頭の髪の毛に、青い隈取りをして、真っ赤な下を出し、物凄い形相で睨んでいます。
ちょうど蛇柳の精魂が、着物の中から正体を現した場面です。
蛇柳の精魂は、階段の上にいます。
今回の表現ポイント
背景は、黄色の背景色に、松の木と柳の木です。
そして、おきよの亡霊が蛇柳の精魂となって姿を現しています。
さらに、この蛇柳の精魂を静める、押戻し(おしもどし)は、隈取りで表現しました。
(※クリックすると画像が拡大します)
押戻しとは、舞台に現れた妖怪や悪い邪気を、花道に行かないように、舞台の袖から押し戻すという意味があります。
(※クリックすると画像が拡大します)
今回は、歌舞伎十八番・『蛇柳』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
この作品にご興味のある方、又はご購入を希望される方は
お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
最近の記事