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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『巴御前』(ともえごぜん)です。
今日の絵は、巴御前(ともえごぜん)が主役です。
巴御前の後ろにいるのは、巴御前の恋人、木曽義仲(きそよしなか)の亡霊です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『巴御前』
(ともえごぜん)
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あらすじ
1999年、こんぴら歌舞伎・第15周年記念の新作歌舞伎舞踊。
主演、二代目中村吉右衛門。
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◇◇◇
木曽義仲(きそよしなか)最期の地を離れ、本曽へと去って行く巴御前(ともえごぜん)。
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すると、琵琶湖の湖面に義仲の亡霊が出現する。
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義経は名刀蜘蛛切丸で亡霊と戦う。
一方、弁慶は数珠を押しもんで呪文を唱える。
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戦いを共にした巴(ともえ)・葵(あおい)・山吹(やまぶき)が義仲を慕い舞を舞う。
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三人の舞により、義仲の怒りは鎮まる。
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やがて、義仲は琵琶湖の底へと消えて行く。
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衣装メモ
主役である巴御前の衣装は、青色の打掛を着ています。
十二単を軽くしたような衣装に身を包んでいます。
この青色の打掛には、菱形模様と源氏の家紋である、笹竜胆(ささりんどう)の紋がデザインされています。
青色の打掛の中は、薄いオレンジ色の打掛、下は赤い袴姿です。
長い黒髪に、ピンク色の髪飾りをふんだんに付けています。
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巴御前は、座りながら義仲の亡霊を静めているところです。
一方、義仲の亡霊は、白装束に身を包んだ衣装になっています。
白装束には、格子模様と金色の模様が描かれています。
頭には、源氏の家紋である、笹竜胆の紋が入った銀色の烏帽子を被っています。
義仲は亡霊なので、顔には青く不気味な隈取りが施されています。さらに、義仲の両手は水色です。
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そして、手には薙刀(なぎなた)を持ち、怒りをあらわにしています。
今回の表現ポイント
背景は、上に桜、真ん中に五色幕(ごしきまく)が掲げられています。下には湖畔の波を描きました。
さらに、琵琶湖が舞台の舞踊なので、大きな円の中に琵琶湖が見えています。そして、円の周りには金色の雲が付いています。
これは、鏡と地球儀をヒントにしました(笑)
湖を新しい表現にして描きたいなと考えて、このような形にしました(笑)
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亡霊が登場する場面なので、暗い印象になりがちですが、今回は敢えて全体を明るい色彩で表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『巴御前』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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