ご訪問ありがとうございます✨
絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『傾城雪吉原』(けいせい ゆきのよしわら)です。
今日の絵は、傾城(けいせい)が主役です。傾城とは、位が高い花魁(おいらん)のことです。
大雪の中、傾城が恋しい相手を待ち続ける場面です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『傾城雪吉原』
(けいせい ゆきのよしわら)
(※クリックすると画像が拡大します)
あらすじ
雪景色の新吉原を舞台に、2018年12月歌舞伎座にて新作歌舞伎舞踊として上演された。
恋人を思い、春を待つ傾城(けいせい)を主人公とした情趣ある舞踊劇。
(※クリックすると画像が拡大します)
◇◇◇
音もなく雪が降りしきる中、美しい傾城が現れ、豪華絢爛な衣裳を身にまとい、恋する人への思いを募らせながら、優雅に舞う。
(※クリックすると画像が拡大します)
大雪の中、恋しい相手から手紙が届くこともなく、やがて二人が出会った春の頃を思い出す春の場面に移り、いつしか夏、秋、冬と季節は移り変わる。
(※クリックすると画像が拡大します)
恋しい相手と過ごした時に、思いを馳せる傾城を、四季の情景に合わせて美しく魅せる。
傾城は、いつまでも降り続ける雪景色の中、恋人も必ず訪れるであろうという思いを抱くのであった・・・。
(※クリックすると画像が拡大します)
古風な趣と格式を魅せる幽艶な舞踊である。
(※クリックすると画像が拡大します)
衣装メモ
主役は傾城です。
傾城の衣装は、赤とピンクで統一された打掛です。ピンク色の部分には、たくさんのカラフルな家紋が描かれています。
赤い部分は、金色の刺繍が施されています。
そして、帯は水色です。
頭には、たくさんの鼈甲櫛(べっこうぐし)を付けています。
傾城は吹雪の中、身体が後ろに反り返っています。
(※クリックすると画像が拡大します)
今回の表現ポイント
今回の背景は、ほぼ私のアレンジになっています。
背景は夜の吉原です。
大雪の絵は、これまで何度も描いた事がありますが、今回は雪女と雪の結晶で大雪を表現しました。
雪女は、真っ白な着物に、ピンクと金色の市松模様の帯を付けています。
そして、雪女の長い黒髪には、雪の結晶の髪飾りを付けています。
雪女の周りにある、渦を巻いている物は、吹雪の風をイメージしたものです。
さらに、恋しい相手との思い出は、雪だるまで表現しました。
(※クリックすると画像が拡大します)
傾城が舞う美しさと、吹雪の夜を、現代風にイメージをして、幻想的に表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『傾城雪吉原』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
この作品にご興味のある方、又はご購入を希望される方は
お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
最近の記事