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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『文売り』(ふみうり)です。
今日の絵は、恋文を売る女性が、昔の恋愛を思い出している場面です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『文売り』
(ふみうり)
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あらすじ
清元。
文政3年、江戸玉川座初演。
本名題、『花紅葉士農工商』(はなもみじ しのうこうしょう)。
「文売り」とは、懸想文(けそうふみ)、即ち、恋文(ラブレター)を売る商売。
京都では正月に、梅の小枝に恋文を結び、赤い衣装を着け白布で頭を覆った人が売り歩いた。
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それを若い女性が買うと、良縁が得られる縁起物とされていた。
「文売り」の舞台となるのは、和歌にもたびたび詠まれている「逢坂の関」で、紅白の梅が咲き乱れている。
通り神楽で幕が開く。
そこに恋文を縛りつけた梅枝を肩に乗せて、お時(おとき)が花道から現れる。
「これは色を商う文売りでござんす」
という名乗りがあり、
〽️流れ忙しき憂き勤め、夜毎の其中に」
のクドキになると、梅の小枝を取っての振り事。
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お時は元傾城。
お時は舞いながら、小田巻という傾城が心寄せる男に文を送っても返事がないと腹を立て、恋敵と喧嘩になったことを話す。
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そして、廓中が大騒ぎとなった様子を、おもしろおかしく語り踊る。
〽️よどまぬ水に月影も〽️
からチラシとなり、
〽️いさましかりける次第なり〽️
と、一寸八重桐の勇壮をもじって、最後は屋台囃子で幕となる。
この「しゃべり」を清元の舞踊に仕立てた本作は、台詞を挟みながらの踊りが眼目である。
女方が雄弁に物語る、『嫗山姥』(こもちやまんば)を舞踊化した楽しい作品である。
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衣装メモ
主役である、文売りのお時の衣装は、紫と黒の衣装です。
黒の部分には、金や銀の文字が入っています。
そして帯も黒です。
いつも描いている振袖や打掛と比べると、雰囲気が違いますね。
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頭には櫛を付け、昔の恋愛話を言って聞かせています。
今回の表現ポイント
文売りのラブレターは、良縁が叶うという事なので、背景は赤い糸です。
赤い糸が結ばれていますね。
そして、恋愛成就や良縁祈願の御利益があるとされる、2匹の白ウサギが遊んでいます。
さらに、ピンク色の空には梅の花が舞っています。
水色の雲から、右上に向かって流れている天の川のようなものは、着物の柄です(笑)
これは、青海波(せいがいは)と呼ばれる模様です。
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文売りのお時が売る、ラブレターのおかげで、恋が叶うというところを表現して描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『文売り』を紹介しました。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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