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絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『稲舟』(いなぶね)です。
今日の絵は、好きな男性に恋い焦がれる女性が主役の舞踊です。
この主役の女性には、これといった役名はありません。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『稲舟』
(いなぶね)
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あらすじ
稲舟とは、刈り取った稲を乗せて運ぶ舟のことで、その陰で恋人との逢瀬を果たすこともあった。
自由な恋愛が禁止されていた時代の事、恋しい人の事を焦がれてみても会うことは叶わない。
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その人の移り香が残る、逢瀬の夜に着ていた自分の袖をそっと抱きしめてみる。
思いが募って寝られない夜には、墨をする音さえ人に漏れないように気遣いながら文をしたためてみる。
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けれど、その人のもとにまで届くかさえも、空に消えゆく雁のように心もとない。
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おぼつかない灯りが、薄くぼんやりとしているだけの閨(ねや)の内で、私は明け方の薄明かりの中、草に置く露の玉のように・・・(涙をあふれさせている)
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衣装メモ
主役である、女性の衣装は、紫色の打掛を羽織っています。
この打掛には、菱形の模様が描かれています。
そして中は、白地の着物を着ています。
緑色の帯を前に結び、左手に金色の扇を手にしています。
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頭には鼈甲(べっこう)の櫛を付けて、好きな男性の事を想っています。
今回の表現ポイント
この演目は秋の場面なので、背景は一面青い露草がたくさん咲き乱れています。
そして、大きな赤トンボが飛んでいます。
赤トンボは、空に向かって飛んでいますね。
この赤トンボは、女性が恋い焦がれる、男性の元へ飛んで行きたいという気持ちを表しています。
この部分は、女性が男性の元へ飛んで行きたい気持ちを、赤トンボで表現しました。
そして、女性が恋をしている気持ちは、ピンク色にし、背景色としました。
さらに、露草の周りにある丸い玉は、女性の涙を表現しています。
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全体が、女性の恋心をイメージして描きました😊
今回は、歌舞伎舞踊・『稲舟』を紹介しました。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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