ご訪問ありがとうございます✨
絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・【鼠の道行】(ねずみのみちゆき)です。
今日の絵は、ねずみを擬人化した舞踊です。
主役は、子之助(ねのすけ)とはつかのカップルです。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
【鼠の道行】
(ねずみのみちゆき)
(※クリックすると画像が拡大します)
あらすじ
地唄。
上方舞の中でも、作物(さくもの)に属する洒脱な作品。
歌詞そのものの面白さに加えて、振り付けがユーモラスで、人気の高い曲である。
(※クリックすると画像が拡大します)
登場するのは、子之助とはつかの二匹の恋人同士のねずみ。
(※クリックすると画像が拡大します)
子之助(ねのすけ)は手代、はつかは傾城つまり遊女という設定。
二人(二匹)の毎日はイタチに追われたり、まだら猫のトラに襲われそうになったり、猫いらずや極楽落とし(鼠取りの仕掛け)に肝を冷やしたり。
(※クリックすると画像が拡大します)
日々の暮らしの辛さに耐えかねて、元旦早々子之助は自分は水壺に身を投げ、後の弔いをはつかに託そうとする。
(※クリックすると画像が拡大します)
一方のはつかは、せめて一日は夫婦になって過ごしたいとかき口説く。
(※クリックすると画像が拡大します)
そうこうしているうちに、裏口から走りこんできたブチ猫のトラに仰天した二匹は、あたふたと水壺に飛び込んでしまう。
(※クリックすると画像が拡大します)
軽妙な曲調にのって、二匹のネズミが心中するまでを描いた一節だが鼠といえども、はっきりと各々の性格が描かれている。
(※クリックすると画像が拡大します)
子之助は慎重で堅実、かたや、はつかは子之助を一途におもいながらも行動には軽々しいところがある。
(※クリックすると画像が拡大します)
衣装メモ
●二人とも、白と薄い青紫色のぼかしが入った着物を着ています。
(※クリックすると画像が拡大します)
(※クリックすると画像が拡大します)
そして、青い帯を締めています。
二人は、右手に扇子を持って踊っています。
今回は分かりやすいように、ねずみの耳と尻尾を描きました。
(※クリックすると画像が拡大します)
今回の表現ポイント
●背景は、全体が夕焼けの街並みを描きました。
まず、二人の背後には川が流れています。
これは運河です。
その上に、大きな橋があり、都会のビルも見えています。
そして、夕日が沈むところです。
遠くの方では、夕日に向かって、たくさんのカラスが飛んでいます。
(※クリックすると画像が拡大します)
さらに、空は夕焼け空です。
黄色、オレンジ、ピンク、青の色で表現しました。
薄いピンクの雲が流れています。
そして夕方なので、星が輝いていますね。
ちょうど上空には、飛行機から飛行機雲が流れています。
飛行機雲は、ハートの形の雲になっています。
二人が歩いている道には、ねずみの足跡が付いています(笑)
(※クリックすると画像が拡大します)
今回は、都会の生活に疲れたねずみのカップルが、静かな街に引っ越しをするところを表現して描きました。
今回は、割と衣装は楽だったんですが、背景が一色じゃなかったので、少し時間が掛かりました。
個人的に、動物の擬人化は大好きです(笑)
今回は、歌舞伎舞踊・【鼠の道行】を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
この作品にご興味のある方、又はご購入を希望される方は
お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
最近の記事