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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、新歌舞伎十八番の内・仲国(なかくに)・『雪月花三景』(せつげつか みつのながめ)です。
今日の絵は、市川海老蔵さん親子が演じた歌舞伎です。
舞台の前で踊っている女の子が、市川ぼたんちゃんの胡蝶の精です。
そして、後ろにいるのが、海老蔵さんが演じる仲国です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
新歌舞伎十八番の内・仲国(なかくに)
『雪月花三景』
(せつげつか みつのながめ)
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あらすじ
2020年、初春歌舞伎公演。
七世・市川團十郎と九世・市川團十郎が選出した、成田屋所縁の新歌舞伎十八番より、『小督』(こごう)をもとにつくられた。
お正月を彩る「初春歌舞伎公演」の切、『仲国』は、新歌舞伎十八番の同名の演目をもとに、海老蔵が舞踊劇として新たに構成した。
仲国を海老蔵が、胡蝶の精を市川ぼたんが勤め、3年連続の父娘共演が実現。
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冬の雪、秋の月、春の花と、日本の美しい景色の代名詞である3つの眺めを、海老蔵とぼたんの父娘共演で演じられた。
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四季の風雅な眺めと、貴人の恋を描く歌舞伎の色彩美にあふれた、物語性豊かな舞踊劇である。
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◇◇◇
平安末期、高倉院の寵愛を一身に受けていた小督局(こごうのつぼね)は、高倉院の正妻の父・平清盛の怒りを恐れ、京都嵯峨野に身を隠していた。
高倉院は信頼をおく源仲国(なかくに)の弟、仲章に手紙を託して遣わす。
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手紙には、小督は大原へ行って仲国を頼るようにと書かれていた。
高倉院に会えず、嘆き悲しむ小督。
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仲国が大原へ行く道中、虫の精や胡蝶の精も付いて行く。
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小督不在の都は飢饉で苦しんでいたため、大原へ行く仲国は世の泰平と豊穣を祈って舞う。
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冬の雪、秋の月、春の花と、日本の美しい景色の代名詞である3つの眺めを、市川海老蔵とぼたんの父娘共演の舞踊。
ぼたんの華やかで可憐な踊りに、客席からは大きな拍手が送られた。海老蔵が荘厳で力強い踊りを見せ、最後は五穀豊穣、天下泰平を祈る総踊りとなり、豪華でお正月らしい打ち出しとなった。
三番叟(さんばそう)の振りを取り入れ、幽玄で祝祭性の高い舞踊。
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衣装メモ
主役である、海老蔵さん演じる仲国の衣装は、白地に格子模様の狩衣装束です。
下は金色の花で家紋がデザインされています。
頭には、垂纓(すいえい)と呼ばれる冠を被っています。
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仲国は、祈りの舞を披露しているところです。
一方、ぼたんちゃん演じる胡蝶の精の衣装は、ピンク色の着物に赤・紫・黄色の花が描かれています。
帯は、緑色と金色の市松模様になっています。
長い黒髪を垂らし、頭には赤い髪飾りをたくさん付けています。
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胡蝶の精は、仲国と共に祈りの舞を踊っています。
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二人は、赤い欄干のある台の上で舞を披露しています。
今回の表現ポイント
背景は、たくさんの桜が咲いています🌸今回は、舞台を覆うように満開の桜を描きました。
そして、胡蝶の精が登場する場面ということで、たくさんのアゲハチョウが飛んでいます。
今回描いたアゲハチョウは、今風の派手なアゲハチョウで表現しました。
青と黄色のアゲハチョウがたくさん飛んでいます。
さらに、今回の舞台が演じられた場所が、新橋演舞場だったので、背景中央に東京スカイツリーが見えています(笑)
青空の真ん中に、スカイツリーがそびえ立っています。
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海老蔵さん親子が熱演している場面を全面に描き、東京を象徴するスカイツリーで背景を表現しました。
今回は、新歌舞伎十八番の内・仲国・『雪月花三景』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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