ご訪問ありがとうございます✨
絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『鉤簾の戸』(こすのと)です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『鉤簾の戸』
(こすのと)
あらすじ
鉤簾の戸(こすのと)は、地歌の曲目のひとつ。端歌物に属する。
歌詞中に「蚊帳」が登場するなど、夏の恋をうたったものである。地歌には珍しく、明るい結末の唄になっている。
恋の情緒を謳(うた)った「艶もの」の代表作。
人恋しさにたゆたう女心の描写に始まり、松風の音、時鳥の声、月の景など夏の夜の風物詩によそえた思慕の情がしっとりと描かれる。
◇◇◇
女性は愛について問いかけるが、その声は松風の中に残るのみ。
答えはなく、山音だけが響く。彼女は振り返り、歌を聴く。
花街での生活は、なんとつらく悲しいものか。彼女は悲しみで突然胸が痛くなる。
しかし、なんと嬉しきことか、あの人が来てくれるのは、この痛みに価する。
彼女は腕の下で、彼の手を取ったことを思い出す。二人の手が重なり合う時、言葉はいらない。
静けさの中で、二人はお互いの心を理解する。立ち上がり、寝所の蚊帳を下ろす。
扇子で一方をあげ、中に入る。
最後に二人はそこで寝る。
鉤簾の戸・歌詞
〽️浮草は 思案のほかの 誘ふ水 恋が浮世か 浮世が恋か ちょっと聞きたい 松の風
問へど答へず 山ほととぎす 月やはものの やるせなき
癪(しゃく)にうれしき 男の力 じっと手に手を なんにも言はず 二人して 吊る 蚊帳の紐
本来純粋な楽曲であるが、後世振付が行われ、地唄舞の演目の一つともなっている。
衣装メモ
主役の女性の衣装は、白・黒グレーで統一された着物を着ています。
着物には、波と模様が描かれています。
肩の部分には、渦巻きのようなぼかしになっています。
そして黒い帯には、花や紅葉が描かれています。
女性は、団扇(うちわ)を手にして仰いでいます。
今回の表現ポイント
今回の絵の背景は、屏風だけです。
女性の斜め後ろにあるものは、お盆に使う灯籠です。
灯籠は、水色に光っています。
この舞踊は、役者さんが一人で踊り、舞台セットが屏風一枚だけなんです。
なので、背景に何も模様が無いので、人物を描くとなると、逆にごまかしがききません(笑)
シンプルな背景ですが、その分女性が引き立つので、とてもキレイな舞踊です。
今回は、このような場面を表現して描きました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
この作品にご興味のある方、又はご購入を希望される方は
お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
最近の記事