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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『鉢かつぎ姫』(はちかつぎひめ)です。
今日の絵は、頭にお椀を被っているお姫様の物語です。
この物語は、大阪府・寝屋川市に伝わる『鉢かつぎ姫』という昔話を、歌舞伎舞踊化した作品です。
内容は、シンデレラストーリーになっています。主役は、鉢かつぎ姫です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『鉢かつぎ姫』
(はちかつぎひめ)
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あらすじ
長唄。
河内国交野に美しい初瀬姫(はつせひめ)というお姫様がいた。
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姫の母君は長い間病床にあり、自分が死んだあとの姫の行く末を案じ、観音様にお参りしたところ、姫の頭に鉢をかぶせよというお告げがあった。
母君はお告げの通りに姫に鉢をかぶせ、それから幾日もしないうちに亡くなった。
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父親が姫の鉢をみっともないからと言って取ろうとするが、どういうわけか外すことができなかった。
しばらくして父は再婚し、新しい母は姫の鉢を見て気味悪がり、家来に命じて姫を遠いところへ捨てさせてしまった。
そのために姫は『鉢かづき』と言われて、バカにされたり、いじめられたりした。
姫は何年もあちこちをさまよい、生きていくのが辛くなり川へ身を投げた。
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翌朝若いお武家様が川岸を通り、姫を助け上げ、自分の屋敷へと連れて帰った。
姫はそこで働くことになったが、ある日の夜、蔵の中に置かれている琴を見つけ、昔を懐かしんで弾いていると、その音を若君が聞きつける。
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若君は姫が高貴な生まれだと感じ、素性を訪ねる。姫は自分の身の上を若君に聞かせた。
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その後、若君に結婚話がもちあがるが、若君は鉢かつぎ姫と結婚したいと言い、両親から猛反対される。
若君の両親は、若君の兄たちの嫁との「嫁くらべ」を行って結婚を断念させようとする。
ところが、嫁くらべが翌日に迫った夜、鉢かつぎ姫の頭の鉢がはずれ、姫の美しい顔があらわになった。
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しかも歌を詠むのも優れ、学識も豊かで非の打ち所が無い。
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嫁くらべのあと、鉢かつぎ姫は若君と結婚して3人の子どもに恵まれ、長谷観音に感謝しながら幸せな生活を送った。
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衣装メモ
●鉢かつぎ姫の衣装は、黄色い十二単姿です。十二単には、緑色の家紋がデザインされています。
そして、後ろに裳(も)と呼ばれるものが広がっています。裳には紫色の雲が描かれています。
右手に扇、頭に黒いお椀を被っています。
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●そして相手役は、姫の夫となる若君です。
若君は、明るい青の束帯姿です。衣装には、銀色の丸に菊花紋、金色の葉の模様がデザインされています。
下は白い袴姿です。
頭には、立纓(りゅうえい)と呼ばれる冠を被っています。
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今回の表現ポイント
●背景は、二人が結婚をするというストーリーなので、ウェディングケーキを描きました。
ハートや鐘、薔薇と花、たくさんのイチゴが載っています。ウエディングケーキの下には、薔薇が咲いています。
さらに、二人が結ばれるということで、二人の小指から、赤い糸が繋がっています。
そして、音符を崩したような唐草模様も描きました。
二人の周りには、キラキラが入り、足元にはたくさんのハート模様になっています。
今回、一番時間が掛かったところは、ウェディングケーキですね(笑)
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姫と若君が結ばれる場面を、全体ウエディングで表現して描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『鉢かつぎ姫』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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