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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『金谷丹前』(かなやたんぜん)です。
今日の絵は、静岡県が舞台の舞踊です。
主役は、元禄遊女(げんろくゆうじょ)です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『金谷丹前』
(かなやたんぜん)
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あらすじ
長唄、荻江節の曲名。
●宝暦3年初期 ●作詞:不詳 ●作曲:不詳 |
二上りの甘い感傷気分の満ちた古風な曲である。
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丹前(たんぜん)とは伊達(だて)風俗を表した語で、丹前男が傾城(けいせい)のもとへ通う筋であるが、思う女を寝取られた男の淋しさ、迷いとほのかな嫉妬を含んだ曲である。
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四季の風雅や、繊細な恋の情緒を巧みに織り込み、坂東玉三郎が元禄遊女を美しく、しっとりと表現する舞踊である。
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初世・荻江露友がこの曲の繊細な旋律にひかれ、自流に移し、今日では先行長唄より荻江節の代表曲となっている。地唄舞風のしっとりした振りがつけられている。
また、『古今和歌集』の大伴黒主(おおとものくろぬし)の和歌を冒頭に用いている。
〽️春雨のふるは涙かさくら花」
という出だしから、十五夜の月をふたりで眺めようといったり、
〽️わしが思いをねんねん寝取られて」
と嫉妬の気分で踊ったあと、
〽️戻れやれしやならしやならと」
という文句で結んでいるのは、初期歌舞伎舞踊の形式を残しているといえる。
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題名の金谷は、歌詞の「今は金谷も入相(いりあい)の」からきており、静岡県榛原(はいばら)郡の地名で、東海道五十三次の川越宿場をさすものと思われる。
調弦は二上り。テンポの遅い、しんみりした曲である。
踊りでは、丹前男と傾城の二人のもので、振りは新しく付けられるが古風な感覚を大切にした曲。
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素踊りでもよく、また衣裳付きでも踊られる。振付が伝存していないだけに、自由に踊れる面を持っている。
丹前物は、今日では『水仙丹前』、『高砂丹前』、『枕丹前』、『廓丹前』などの舞踊が残っているのみである。
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衣装メモ
●元禄遊女の衣装は、上に薄い黄色の着物を羽織っています。黄色い羽織には、オレンジ色と紫色の花が描かれています。
中はピンク色の着物を着ています。
こちらの着物には、オレンジ色の菱形がデザインされています。着物の裏地にも銀色の菱形がデザインされています。
そして帯は、青色に格子模様がデザインされています。
元禄遊女は、赤い扇を持って踊っているところです。
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今回の表現ポイント
●背景は、黄色とピンク色の雲が流れています。
そして、女性の手が4つ見えています。この女性の手の爪には、ネイルが施されています。
これは、ネイルアートで四季を表現しました。
さらに、手の周りに渦巻きのようなものが見えています。
これは、1年の四季が流れている様子を円で表現しました。
円の周りには、銀色の春夏秋冬の花を描きました。
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坂東玉三郎さんが演じる元禄遊女に、ネイルアートで表現した四季を組み合わせて描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『金谷丹前』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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