はじめまして✨
ご訪問ありがとうございます。
絵師ひでまさです😊
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、「藤娘」(ふじむすめ)です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです。
演目名
歌舞伎舞踊
『藤娘』
(ふじむすめ)
あらすじ
原題名、「歌へす歌へす余波大津絵(かえすがえす なごりおおつえ)」。
文政9(1826)年に江戸中村座で、二世関三十郎が初演した五変化舞踊(ごへんげぶよう)(※ひとりの踊り手が違った役柄を次々に扮装を変えて踊り分けるもの)の中のひとつ。
原作では、大津絵に描かれた人物が絵から抜け出して踊る趣向だったが、現在は独立して上演される。
◇◇◇
松の大樹にからまった、濃淡の藤の花を前に、藤の枝をかついで踊る美しい娘の姿は、今も各地の舞踊会で上演されている人気舞踊である。
藤の花が盛りを迎えた頃、塗笠をかぶり藤の枝を肩にした美しい娘が現れる。
松の大樹をめぐって乱れ咲く藤の花を背景に、藤の精のように美しい町娘が、焦がれる男への思慕をこめて踊る。
藤の絡んだ松の大木は、松が男を、藤が女を象徴している。
藤の精である娘は恋を知った娘心を可憐に踊り、やがて近江八景にちなんだ「くどき」で、浮気な男心のつれなさを踊って見せる。
藤の絡んだ松の大木の前に、藤の枝を手にした藤の精が、意のままにならない男心を切々と嘆きつつ踊る。
衣裳をかえて現れると、藤の木に酒を注ぐと美しい花が咲くという言い伝えにちなんで、藤の精である娘が酒に酔っていく様を艶やかに踊る。
やがて日も暮れゆき、名残を惜しみながら藤の精は去ってゆく。
今日でも歌舞伎舞踊の人気演目の一つであり、日本舞踊でも必須の演目の一つとなっている。
衣装メモ
藤の精の女性の衣装は、黒地にたくさんのカラフルな藤の花が描かれています。
紫色の藤や青、水色の藤の花が描かれています。
そして、帯も赤とベージュの藤の花が描かれています。
片袖は、黒地の着物から赤い着物に早変わりしています。こちらの着物にも、藤の花が描かれていますね。
そして、女性の頭には、黒塗りの笠を被っています。頭にも藤の花を付けています。
藤の花を肩に担いで踊っているところです。
今回の表現ポイント
背景は、実際の舞台の演目と同じく、大きな藤の花をたくさん描きました。
藤の花が、上からたくさん垂れ下がっていますね。
今回は、こういった表現で描きました😊
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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