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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『菊薫縁羽衣』(きくかおる ゆかりのはごろも)です。
今日の絵は、天帝の長寿を祝うおめでたい舞踊です。
今回は、天帝の長寿を祝う天女に焦点を当てて描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『菊薫縁羽衣』
(きくかおる ゆかりのはごろも)
あらすじ
2004年、当時の中村橋之助の三男宜生の初舞台を祝って創られた、新作舞踊。
芝翫を始め、勘九郎(現・勘三郎)福助、橋之助、七之助、児太郎、国生、宗生らが総出演して、宜生の初舞台と一家の繁栄を祝う舞を披露した。
◇◇◇
天界の月宮殿の庭園には、数多くの菊が咲き乱れ、菊合わせの宴が開かれている。
そして、天人天女を従えた天帝が鎮座し詩唄、作り楽しんでいた。
そこへ東西南北守護の神である、白虎、青龍、朱雀、玄武の四神(しじん)が、菊の宝物を携え祝いに現れる。
白虎(びゃっこ)、青龍(せいりゅう)、朱雀(すざく)、玄武(げんぶ)は四神と呼ばれる四方の神で、天の東西南北を守っている。
四神は天帝の長寿を祝って連舞を舞い、その後「口上」となる。
そして、宿星の童子も姿を現し天帝の長寿を祝い連舞となる。
天帝は喜び、一同に薬酒、菊水を授け「成駒の家の栄え」を祝い幕となる。
衣装メモ
天女の衣装は、ピンクを基調にしたドレスのような衣装です。
この衣装は、万葉集に出てくる衣装です。
衣装には、菊の紋が入っています。
ピンクを基調にした衣装に、袖と襟元の部分は赤と青で統一されています。
胸元の菊の紋、そして青い部分にも細かく菊の紋が描かれています。
帯は紫色です。こちらにも、菊花紋が描かれています。
そして、天女の頭には、金色の冠を被り、ピンク、黄色、紫の菊の花が付いています
下は、赤紫色で長いスカートのような衣装になっています。
手には中国風の唐団扇(とううちわ)を持っています。
今回の表現ポイント
背景は、いろんな色の菊が咲き乱れる山になります。
この山は、天界をイメージした山になっています。
黄色、オレンジ、ピンクの菊の花が、どこまでも咲き誇っています。
遠くの向こう側にまで、咲いています。
そして、両サイドの幕には菊の紋が付き、お祝いの場面となります。
この紋は、天女の衣装にもありましたが、一般的には菊花紋(きっかもん)と言われて定着しています。
この紋の菊の花は、花びらが16枚あります。
この菊の紋の正式名称は、十六葉一重菊(じゅうろくよう ひとえぎく)と呼ばれています。
私たちの生活で身近なところだと、パスポートに付いている紋です。
今回は、天界の天帝の長寿を祝う、天女の場面を表現して描きました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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