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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『菊慈童』(きくじどう)です。
今日の絵は、童顔の仙人・慈童(じどう)という少女が主役です。
慈童は、少年の設定で演じられる事が多いのですが、今回は、少女の設定で描きました。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『菊慈童』
(きくじどう)
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あらすじ
長唄。
●明治25年、東京歌舞伎座初演。
●作詞:三世河竹新七
●作曲:三世杵屋正次郎
●本名題:『乱菊枕慈童』(らんぎく まくらじどう)。
五世・尾上菊五郎が初演。新古演劇十種(しんこえんげきじっしゅ)の一つ。別に宝暦期初演の作もある。
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◇◇◇
魏(ぎ)の文帝に仕える廷臣が、勅命を受けて薬水の水源を探りに酈県山(れつけんざん)に赴く。
その山奥の菊の咲き乱れた仙境に、慈童(じどう)という童顔の仙人がいた。
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慈童は太古の周の穆王(ぼくおう)に仕えていた者だが、王の枕をまたいだ罪でこの山に流された。
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そのとき法華経の偈(げ)を枕に書いて賜ったので、その妙文(みょうもん)を菊の葉にうつして流れに浮かべると、葉から滴るしずくが不老不死の薬となった。
700歳の長寿を重ね、名も彭祖(ほうそ)と改め、勅使にその霊験を語る。
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それ以来慈童は数百年間、年をとらなかったという。
古典的パターンを踏まえた、古風で長い曲である。
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衣装メモ
主役である慈童の衣装は、能狂言のような衣装です。
女の子なので、ピンクと赤で統一しました。
上は、ピンク色の装束に緑色の葉がデザインされています。
下は赤い袴姿です。袴には、金色で細かく格子模様がデザインされています。
慈童の頭にはピンク色の菊の花、金銀の髪飾りを付けています。
慈童は、右手に黄色い菊の花を持ち、踊っています。
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今回の表現ポイント
そして背景は、菊の山です。下にも紫色の菊が咲いています。
背景全体には、黄色い蝶々も飛んでいます。
さらに、聖人が生まれる時に現れると言われている、麒麟(きりん)が空に向かって走っています。
麒麟は、動物園にいるキリンではなくて、想像上の動物です。キリンビールのラベルに付いている動物です(笑)(笑)
とても縁起の良い霊獣といわれています。
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一人の女の子が、子供の姿のまま700歳の仙人となり、楽しそうに踊っているところを表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『菊慈童』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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