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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『菊づくし』(きくづくし)です。
今日の絵は、菊の花笠を手にして踊る女の子が主役の歌舞伎舞踊です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『菊づくし』
(きくづくし)
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あらすじ
●長唄
●初演:安永4年(1775年)9月、江戸森田座 ●作詞:不詳 ●作曲:杵屋作十郎 ●本名題:『袖模様四季色歌』(そでもよう しきのいろうた)の内の「秋 都大踊」がこの「菊づくし」にあたる。 |
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女性が、菊の花があしらわれた花笠をかぶり、さらに両手に持って踊る。
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子供の手習い曲として踊られることが多いが、日本舞踊の基本の型や形を学ぶのに最適な曲として年齢を問わず入門曲として学ぶ機会の多い曲である。
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「菊づくし」は、歌舞伎舞踊の基礎となる踊りといわれている。
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毎年、9月9日は重陽の節供(ちゅうようのせっく)。菊を用いて長寿を願うため、菊の節供とも呼ばれている。
菊といえば晩秋の花という印象だが、旧暦の9月9日は今の10月中ごろにあたり、重陽の節供はまさに菊の美しい季節であった。
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旧暦が新暦に替わって季節感が合わなくなり、次第に廃れてきたが、寿命を延ばすと信じられていた菊を使って、いろいろな風習が伝えられている。
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日本では平安時代に宮中行事として取り入れられて以来、現代でも菊を楽しむさまざまな風習が残っている。
菊は種類も多く、利用の仕方もさまざまで、私達の生活に深く関わっている花といえる。
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長唄・『菊づくし』:歌詞
〽️園に色よく咲きし菊づくし 菊のませ垣 七重八重菊 御所の御紋の菊は 九重 菊流しにしよかえ
黄菊さいよは白菊 菊流し サア ヤットナ サァ ヤットナ 仲を隔てし 数も吾妻菊 紫の仲は百夜菊 菊流しにしよかえ
花の一重の盆踊り 勇んで勇んで 暫し踊りの華やかに 花笠娘 小娘と 実(げ)に面白き 菊づくし |
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衣装メモ
●女の子は、顔と髪型を今風に描きました。
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頭にはたくさんの菊の花を付けています。
衣装は、赤と薄い黄色の振袖です。振袖には、菊の模様が入っています。
そして帯は、黄緑色と金色の市松模様がデザインされています。
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今回の表現ポイント
●背景は、いろいろな種類の菊が咲いています。下は植物の菊、上は、着物の柄の菊の花で描きました。
そして、肩を出した花魁の姿が見えています。
これは、花笠を踊っている少女が、立派な大人になった姿をイメージして描きました。
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花魁も頭には菊の花を付けています。
菊の模様が入った、濃い水色の打掛を身にまとっています。
さらに青紫色の背景に、銀色の小さな菊の花もたくさん咲いています。
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今回は、歌舞伎舞踊・『菊づくし』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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