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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎狂言・『艶姿女舞衣』(はですがた おんなまいぎぬ)です。
今日の絵は、夫が愛人と駆け落ちをして、一人残ってしまった妻の話です。
主役は、お園(おその)という女性です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎狂言
『艶姿女舞衣』
(はですがた おんなまいぎぬ)
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あらすじ
●初演:安永元年12月26日、大坂豊竹座
●作:竹本三郎兵衛・豊竹応律の合作。 |
三段構成で、現在は下の巻の「今頃は半七さん」のクドキで有名な「酒屋」(さかや)のみが独立して上演される。
◇◇◇
大坂の酒屋、茜屋半兵衛(はんべえ)の息子・半七(はんしち)は、お園(おその)という妻のある身ながら、女舞の芸人・三勝(さんかつ)と深い仲にあり、娘までもうけたため父・半兵衛に勘当を受けていた。
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一度はお園を実家へ連れ戻した、お園の父宗岸であったが、二人の復縁を頼みに再び茜屋へお園を連れてやって来る。
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しかし半兵衛は、勘当した息子に嫁などいないと承知しない。
実は半兵衛は、人殺しを犯し追われる半七に代わって縄目にかかっていたのである。
それを知る宗岸と半兵衛は、互いの親心を理解し合い、残ったお園は一人、半七の身を案じ、思い悩む。
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まだ話したいこともあると、半兵衛らが立ち去り、一人残ったお園は、
「今頃は半七さん。
どこでどうしてござろうぞ・・・
去年の夏の患いにいっそ死んでしもうたらこうした難儀はせぬものを」
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という有名なクドキを演じて苦しい胸の内を語る。物陰で聞いていた半兵衛らが出てきてお園を慰める。
そして捨て児がお通(おつう)とわかる。お通の懐から書き置きが見つかる。涙ながらに読む四人。
そこには、半七の手で、善右衛門殺しのため三勝との死を決意したこと、半兵衛、お幸、宗岸あての別れの言葉が切々と書かれていた。
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そしてお園には詫びの言葉と、
「未来は必ず夫婦」
の文字が。
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お園は、
「ええ、こりゃ誠か。半七さん、うれしゅうござんす」
と喜ぶ。
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そんな有様を門口から覗いていた半七と三勝は、不幸をわび、死出の旅に出る。
入れ違いに来た役人・宮城十内が善右衛門が大盗賊であったこと、ゆえに半七の罪は放免となることを告げて半兵衛の縄を解く。半兵衛は急ぎ二人の後を追う。
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親同士の義理と情、夫を慕う一途なお園の思いが胸を打つ、上方情趣豊かな世話物である。
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衣装メモ
●お園の衣装は、紺色に銀色の細かい模様がデザインされた着物です。襟元は黒です。
お園は、夫の半七の着物を手にしています。お園が手にしている着物は、ブルーグレーの着物です。
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今回の表現ポイント
●背景は、まず、下は畳の部屋で、お園の後ろには行灯(あんどん)があります。
そして、上部全体の背景色はピンク色です。
左側には、水色の楕円形の中に、お園の夫である半七の姿が見えています。
半七は、紫色に銀色のストライプ柄の着物を着ています。帯は青色です。
そして、白い手拭いを被っています。
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その隣にいる茶髪の女性は、お園です。こちらのお園は、現代風の女の子で表現しました。
半七のことを想い、嬉しい表情をしています。
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さらに、たくさんの手紙が所狭しと飛んでいます。
これは、半七がお園に当てた手紙を、たくさんのラブレターで表現しました。
手紙を読み、喜ぶお園の表情が輝いているというイメージで、キラキラマークを描きました。
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今回は、歌舞伎狂言・『艶姿女舞衣』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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