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絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『舞妓の花宴』(しらびょうしの はなのえん)です。
今日の絵は、白拍子(しらびょうし)の舞女が、衣装チェンジをしながら別の役になっていく変化舞踊です。
主役は、白拍子の舞女です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『舞妓の花宴』
(しらびょうしの はなのえん)
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あらすじ
天保9(1838)年に四代目・中村歌右衛門が初演した変化舞踊で、通称「男舞」(おとこまい)と呼ばれている。
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近世初期、歌舞伎において白拍子姿の流れをくみ,金烏帽子(きんえぼし)に派手な小袖の片肌を脱ぎ,背に御幣(ごへい)を差して舞った舞をいう。
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のちの歌舞伎に受継がれ,長唄『三幅対和歌姿絵 (さんぷくつい うたのすがたえ) 』、
『倣三升四季俳優 (まねてみます しきのわざおぎ) 』のうち『男舞の神楽歌』 (常磐津) が今日に残る。
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江戸時代後期に一度衰退した演目だったが、昭和に復活上演。
最近では、中村児太郎が演じた。
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◇◇◇
白拍子は、烏帽子を被り、狩衣と水干を着け、太刀を携えた男装で男舞を見せる舞女。
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途中で水干を脱いで赤い振袖のくだけた姿に変わって調子が変わり、舞いながら、長絹や太刀を一つずつ外していき、最後は烏帽子も取る。
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いったん袖に引いて、今度は薄桃色の振袖衣裳に変わり、四季の手踊りとなり、衣装や小道具も次々替わる。
そして、舞台が栄えること、世の中が千代よろずに続くことを祝した、めでたい舞になる。
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最後は桜の花びらが舞い散る中での明るい踊りとなって幕となる。
白拍子の姿を写した本作は、格調高い舞から女心を描いた華やかな踊りまで、緩急ある展開がみどころである。
そして、衣装の早替えなど変化に富んだ舞も見どころである。
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衣装メモ
●今回、舞女の衣装の着方がいつもと変わっています。
紫色の水干(すいかん)を脱いでいるところなんです。
なので、紫色の衣装がマントのようになっています。
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そして、赤い振袖に変わったところです。
振袖には、波模様が描かれています。
頭には、金烏帽子(きんえぼし)を被り、手には扇子を持っています。
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金烏帽子には、ピンク色の花も付いています。
そして背中には、金色の御幣(ごへい)を差しています。
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今回の表現ポイント
●背景は、下の赤い部分は歌舞伎の演奏をする人達が座る場所です。
ピンクの部分は、満開の桜です。
そして、青い幕が斜めに付いています。幕には、花と唐草模様の紋が付いています。
青い幕の下は、オレンジ色の幕になっています。
そして、青い幕の上にあるものは、火焔太鼓(かえんだいこ)です。これは、雅楽で用いられる大太鼓です。
炎をイメージしたデザインになっていて、たくさんのカラフルな雲や龍の絵が描かれています。
太鼓の真ん中は、三つ巴(みつどもえ)の紋になっています。
幕と火焔太鼓の部分は、実際の歌舞伎のセットを参考にしました。
さらに、曲に合わせて衣装チェンジをする舞踊なので、火焔太鼓の隣に和柄をイメージした曲線の音符を描きました。
上から流れて、音が徐々に大きくなっていくイメージですね。
女性が歩いている舞台の下側は、黄色いヒョウ柄になっています。
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今回は、火焔太鼓が一番時間が掛かりましたね(笑)
雲の色や、デザインがめちゃめちゃ複雑でした(笑)
舞女が曲に合わせて踊る場面を、大きな火焔太鼓と和柄の曲線をデザインした音符で表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『舞妓の花宴』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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