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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎狂言・『獨道五十三驛』(ひとりたび ごじゅうさんつぎ)の二幕目、《箱根山中より大滝の場》です。
今回は、滝の場面を描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎狂言
『獨道五十三驛』
(ひとりたび ごじゅうさんつぎ)
《箱根山中より大滝の場》
あらすじ
二幕目 。
鉄砲の弾が足にあたって、破傷風になり立つことができない与八郎 (よはちろう)。
与八郎は、重の井姫(しげのいひめ)に看病されながら、箱根の温泉で傷の養生をしていた。
二人が世話になっている雲助・逸平は姫の実家に恩があるからと一生懸命面倒をみてくれたが、金策つきて江戸兵衛に金を借りる。
だが江戸兵衛を信用できない逸平は、駕籠(かご)に乗った客が置き忘れた金で江戸兵衛の借金を返そうとする。
すると、その金を廓十文字屋の女将のおもんがとりに現れたので、逸平は困り果てる。見かねた重の井姫は自ら身を売り、九重の印をも買い戻そうと考える。
水垢離して与八郎の病気が治るようにと願をかけ、後一日で満願という時だった。追手にせまられ与八郎たちは山中へと逃げる。
一方江戸兵衛は廓に売られていく重の井姫を待ち伏せするが、手向かいされた腹いせに姫を切ってしまう。
もはや助からないと悟った姫は、これが最後の水垢離と滝に飛び込む。
すると奇跡が起こって与八郎の足が完治する。官太夫、源吾親子を討った与八郎たちは江戸へと急ぐ。
衣装メモ
今回は、重の井姫に焦点を当てて描きました。
重の井姫は、ピンク色の着物を着ています。
いつも描いている絵だと、髪飾りを付けている女性の絵が多いんですが、今回は髪飾りは付けていません。
長い黒髪のままです。
重の井姫は、滝に打たれながら、祈っているところです。
今回の表現ポイント
今回の絵は、初めて滝の中の場面を描きました。
背景は、全て滝になっています。
この滝は、水色・青・銀色・金色のペンで描きました。
そして、滝の両サイドには、紅葉が色付いていますね。
紅葉は、赤・オレンジ・黄緑・緑の色になっています。
さらに、重の井姫の頭に当たった水が、たくさん跳ねています。
重の井姫の頭から流れる水しぶきは、白は使わず、銀色のペンだけで描きました。
この銀色で描いた水しぶきをたくさん付けて、滝の激しい流れを表現しました。
そして、重の井姫の足元は、滝の水面を表現しました。
波のような水しぶきで、滝の激しさをイメージしました。
今回は、激しい滝の中で祈り続ける、重の井姫を表現して描きました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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