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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『相生獅子』(あいおいじし)です。
今日の絵は、獅子になった女性が二人登場します。
二人のお姫様が獅子となって踊る、キレイな舞踊です。
牡丹の花が咲き乱れる中、赤と白の女性の獅子が狂い踊る様を描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『相生獅子』
(あいおいじし)
あらすじ
長唄。享保19年、江戸中村座初演。
本名題、『風流相生獅子』(ふうりゅう あいおいじし)。
勇壮な獅子を題材にした、"石橋物"(しゃっきょうもの)の中で最古の作品。
初演のときには、浅間物の一部として演じられていた。
初代・瀬川菊之丞演じる傾城奥州が、悪人に殺されてのち、その恋人の夢の中に亡霊としてあらわれ、そこで石橋の所作を踊るという内容のものであった。
しかし初演の時の振付けは絶え、現行のものは日本舞踊の各流派で新たに振り付けされたものである。
初代菊之丞が踊った時には、傾城姿であったが、振袖の姫の姿の場合と、傾城姿の二通りがある。
◇◇◇
大名家の座敷。
二人の姫が、優雅な姿を見せて四季折々の様子や、恋に迷う女心を艶やかに舞う。
そして、紅と白の獅子頭を手に踊るうち、蝶を追っていずくともなく姿を消す。
両手に持った紅白の獅子頭の踊りになり、差金の蝶を追って引っ込む。
やがて二人の姫は、獅子の精となって現れる。
一人は白い毛に鈴の付いた扇獅子を頭につけ、またもう一人は赤い毛に鈴の付いた扇獅子をつけた獅子の姿。
紅白の牡丹の枝を持って、石橋の上に立つ。
牡丹が咲き乱れる中、百獣の王である獅子の狂いを見せるのであった。
石橋の上でキっと見得を切り、幕となる。
四天のカラミを出して、立廻りを派手に見せる演出もある。
新年の幕開けに相応しい優美で、上品な女方の獅子の舞いである。
衣装メモ
主役である二人のお姫様は、それぞれ白い振袖と赤い振袖姿です。
どちらの振袖にも、水色・オレンジ・紫・ピンクの牡丹の花が描かれています。
そして、上半身は早変わりをして、薄いピンク色の振袖に変わっています。
このピンク色の振袖には、獅子の模様である、『毛卍紋』(けまんもん)です。
毛卍紋は獅子舞の模様にもなっていますね。
二人は、それぞれ白い髪の毛と赤い髪の毛で、頭には扇獅子(おうぎじし)と呼ばれるものを乗せています。
赤い獅子は、右手に赤い牡丹の枝を持っています。
二人の姫は、獅子となり、狂いの舞を見せているところです。
今回の表現ポイント
二人のお姫様の後ろは、座敷の襖(ふすま)です。金色の襖になっていますね。
襖の前には、赤と白の牡丹が咲き乱れています。
この牡丹の花が一番時間が掛かりました(笑)
そして襖の上には、蝶が描かれています。
今回は、女性の獅子・牡丹・蝶の三つが、優雅に見えるように表現しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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