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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『申酉』(さるとり)です。
今日の絵は、東京・赤坂にある、日枝神社の山王祭(さんのうまつり)が舞台です。
演目では、芸者と鳶頭(とびがしら)が登場します。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『申酉』
(さるとり)
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あらすじ
清元。
●文政9年、江戸市村座初演。 ●作詞:二世桜田治助 ●作曲:清元斎兵衛 ●本名題:『再茲歌舞妓花轢』(またここに かぶきのはなだし)。 ●別名:『お祭り』。 |
「申酉の祭」といわれた江戸・山王神社の祭礼を描いた三段返しの舞踊。
武内宿禰(たけしうちのすくね)の山車人形、漁師の網打ち、金棒引の鳶頭(とびがしら)のうち、最後の鳶頭の踊りが今日に残った。
内容は口説(くどき)、字余り都々逸(どどいつ)、拳(けん)の踊り、引くもの尽くし、木遣(きやり)くずしなどで、江戸前の粋な気分が見どころ。
鳶頭のほか「からみ」の若い者が数人登場するが、女方が芸者姿で出ることもあり、演出・振付けはかならずしも一定していない。
◇◇◇
赤坂の日枝神社(ひえだじんじゃ)の祭りは「山王祭(さんのうまつり)」といい、神田祭と並んで、江戸の二大祭の一つであった。
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その山王祭の行列の先頭は、猿と鶏の山車(だし)なので、山王祭のことを俗に「申酉の祭」(さるとりのまつり)ともいわれている。
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この語りだしも「申酉の花も盛りの」となっている。
この曲では、祭りの行列に金棒曳きとして加わる鳶の頭が一人出て、一杯機嫌で、自慢話やのろけ話をし、威勢の良い遊びを滑稽まじりで陽気に繰り広げる。
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そこへ、芸者がからんでくる。
手古舞の鳶職の踊りに若い者がからむというのが本来だが、現在では芸者が出てきて鳶の者にからんだり、
鳶を芸者に替えてこれに若い者がからむなどといった演出もあり、その時々によって内容が自由に変えられている。
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祭礼気分のあふれた江戸前の曲で、新内がかりの粋なクドキや字あまりの都々逸など、清元のきかせどころが多く、全体に賑やかで派手な踊りである。
今日でも、たびたび上演される人気演目のひとつである。
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衣装メモ
●芸者は、青い着物から引抜で青と紫のストライプ柄の着物に変わっています。
青い着物には、ピンク色の牡丹が描かれています。
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●一方鳶頭は、水色の半纏(はんてん)を着ています。
そして、御祭禮と書かれた立て札を担いでいます。しかし芸者が絡んで来て、立て札を引っ張っています。
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今回の表現ポイント
●背景は、川、滝、波が見えています。
そして、黄色い背景にオレンジ色の花を描きました。
さらに、山王祭が『申酉祭』とも言われているので、猿とニワトリを描きました。
猿は歌舞伎の衣装に、右手に御幣(ごへい)、左手に扇子を持っています。
猿とニワトリが、山王祭に姿を現した場面を表現しました。
そして、オレンジ色の花が舞台全体を彩っています。
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賑やかなお祭りの場面を、全体を黄色い背景色にして、明るく表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『申酉』を紹介しました😊
コチラもオススメ
●猿とニワトリが登場する演目
❤『続篇華果西遊記』❤
(つづくたび かかさいゆうき)
❤『由良湊千軒長者』❤
(ゆらのみなと せんげんちょうじゃ)
ぜひご覧になってくださいね☺✨
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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