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絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・【流星】(りゅうせい)です。
今日の絵は、七夕が舞台です。今回イラストは4枚描きました。
主役は、流星(りゅうせい)です。
流れ星の事です。
今回は、流星を女の子で表現しました。
そして、実際に歌舞伎で演じられる流星も一緒に描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
【流星】
(りゅうせい)
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あらすじ
■清元
■初演:安政六年(1859)九月、江戸中村座 ■作詞:河竹黙阿弥 ■作曲:清元順三 ■本名題:『日月星昼夜織分』(じつげつせい ちゅうやのおりわけ) |
通称『夜這星』(よばいぼし)とも呼ばれる。
四人の雷たちの騒動を、流星が一人で踊り分ける軽妙洒脱な舞踊。
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年に一度の牽牛と織女の逢瀬のときに、カミナリ夫婦の夫婦喧嘩の顛末を、流星が身振り手振りで再現するという、コミカルな舞踊劇。
中国風の衣装で演じられる、かなり奇抜な趣向の舞踊作品と言える。
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◇◇◇
七夕の夜、一年に一度きりの逢瀬を喜ぶ牽牛(けんぎゅう)と織姫(おりひめ)。
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織姫と牽牛が楽しく逢瀬をしているところに、
「御注進、御注進!!」
と流星が現れる。
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話の内容とは、
自分の隣に住む雷夫婦が、喧嘩しているというのである。
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流星は雷の旦那、雷の妻に大ゲンカで雷の子どもは泣き出し、その上に雷の姑までが止めに入って大変な騒動だということを、
「ごろごろごろ、ぴかぴかぴか…」
と一人で巧みに演じ分けてみせる。
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その夫婦喧嘩の理由というのが、
「ある日、父雷が雲から落っこちてしまい、
端唄の師匠のところに居候した。
その時に聞いて覚えた端唄混じりの雷を
天上界に戻っても、つい鳴らしてしまう。
その鳴り様に呆れた母雷と
夫婦喧嘩になってしまった」
という。
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その様子を語り終えると流星は、牽牛と織姫に床入りを促すと、遥か虚空へ駆け去って行く。
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その後、織姫と牽牛は何事もなかったかのように、再び逢瀬を楽しむ。
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七夕の夜を舞台に、季節感あふれる一幕。
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衣装メモ
●今回の衣装は、全体的に中国風の衣装になっています。
■まず1枚目です。
女の子の流星は、ピンク色の中国衣装です。
衣装には、星の模様が付いています。
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そして、襟と袖がオレンジ色になっています。雷紋(らいもん)と呼ばれる中国模様がデザインされています。
帯は水色です。
頭は現代風に、おだんごヘアです。星の髪飾りも付いています。
左右のおだんごから、赤いリボンが流れています。
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女の子の流星は、両手に鬼の面を持っています。
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●一方、男性の流星は、水色の中国衣装です。雷の模様が付いています。
こちらは、青色の襟と袖に雷紋が付いています。
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■2枚目のイラストは織姫と牽牛です。
●織姫は薄紫色を基調にした中国風の衣装です。
ピンクと水色の花に、金色の唐草模様がデザインされています。
袖が赤、黄色、ピンクのヒラヒラになっています。
頭には金色の冠を被っています。
●一方の牽牛は、中国の皇帝風の衣装です。
白を基調に金、赤、青の雲が描かれています。
そして袖の部分は緑、金、ピンクの中国模様です。
頭には黒に金、緑の装飾が施された冠を被っています。
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■3枚目のイラストは織姫です。
こちらも先ほど解説した衣装とほぼ同じです。
こちらは紫、水色、ピンク、オレンジの花が描かれています。かなり豪華な衣装になっています。
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■4枚目のイラストは黒に乗る流星です。
流星の衣装は山吹色に、襟元と袖が青の雷紋がデザインされた中国衣装です。
頭に銀色の星をのせています。
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今回の表現ポイント
●今日の背景は、2枚目・3枚目・4枚目のイラストは青空に中国風のカラフルな雲です。
●そしてメインの1枚目のイラストは、全体が星の世界になっています。
青色の背景色に、たくさんの星が輝いています。
続いて、絵の一番上から、流星の二人がいるところまで、天の川が流れています。細かい星がたくさん流れています。
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そして、上段には大きなハートをバックに、牽牛と織姫が天の川で再開を果たしたところです。
牽牛と織姫は、シルエットで表現しました。
そして両側には七夕飾りを描きました。たくさんの短冊に願い事が書かれてあります。何と書かれてあるんでしょうかね😊
今回は、こういった場面を表現して描きました。
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今回は、天の川の細かい星の数が多すぎるので、少し時間が掛かりました(笑)
シルエットや七夕飾りは、意外とすんなり描けました✴どうにか、星の世界を表現出来て良かったです。
皆さんにとって、素敵な七夕になりますように😊✨
今回は、歌舞伎舞踊・【流星】を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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