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彦山権現誓助剱

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彦山権現誓助剱

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絵師ひでまさです😊

 

 

本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨

 

 

 

このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。

 

 

そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌

 

 

 

今回ご紹介するのは、歌舞伎狂言・彦山権現誓助剱ひこさんごんげん ちかいのすけだちです。

 

 

今日の絵は、父親の敵を討つ女性と、女性の父親の弟子の物語です。

 

主な登場人物は、六助ろくすけお園おそのです。

 

 

最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊

 

演目名

 

歌舞伎狂言
『彦山権現誓助剱』
(ひこさんごんげん ちかいのすけだち)

六助とお園 お園の左手に弥三松

六助とお園
お園の左手に弥三松

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あらすじ

 

●1786年(天明6)閏(うるう)10月、大坂・道頓堀東の芝居初演
●浄瑠璃義太夫(じょうるりぎだゆう)節。時代物。全11段。
●作:梅野下風・近松保蔵

歌舞伎では九段目が毛谷村けやむらとして主に上演される。

 

 

◇◇◇

豊前国・彦山(ひこさん)のふもと、毛谷村(けやむら)に、六助ろくすけという男が住んでいる。

 

六助

六助

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

六助は百姓ながら武芸にすぐれ、八重垣流の達人、吉岡一味斎よしおかいちみさいより極意を授けられる。

 

 

さらに、一味斎の娘・お園おそのを妻とすることを許されたほどの人物であった。

 

お園

お園

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

しかしその後、一味斎京極内匠きょうごくたくみに闇討ちされて、一家は四散して敵討ちの旅を続ける。

 

 

 

さて毛谷村六助住居。

 

微塵弾正みじんだんじょうと名を変えた京極内匠が、六助をだまして試合に勝つところから舞台が始まる。

 

 

そのあとへ、一味斎の後家お幸(おこう)、ついで虚無僧(こむそう)姿の、娘お園が相次いで訪れる。

 

六助の家に現れたお園

六助の家に現れたお園

(※クリックすると画像が拡大します)

 

お園は、この家に妹お菊(おきく)の遺児弥三松やそまつが育てられているのを見て、六助こそ妹の命救奪った盗賊と斬りかかる。

 

六助に斬りかかるお園

六助に斬りかかるお園

(※クリックすると画像が拡大します)

 

ところが様子を聞けば、弥三松六助が迷子をひろってきて育てているとのこと。

 

 

六助は、デンデン太鼓を手にして、弥三松を養うに至った顛末を、お園に語って聞かす。

 

六助はお園に事情を説明する

六助はお園に事情を説明する

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

しかも、その六助は他でもなく、まだ見ぬ夫、その人だと知る。

 

 

師との生前の約束を果たし、仇討に参加するため、六助はお幸の仲立ちでお園と祝言を挙げる。

 

二人は祝言を上げる

二人は祝言を上げる

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

六助は、自分が、負けてやった弾正が、師の敵・京極内匠に他ならないことに気付き、一同勇み立ってあとを追う。

 

 

六助たちは、遺恨を晴らす身支度をして出立するのだった。

 

彦山権現誓助剱

彦山権現誓助剱

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

衣装メモ

 

六助は、薄い水色地に茶色の線が入った着物を着ています。肩の部分は、黒地に菱形の模様がデザインされています。

手には子供が遊ぶ、デンデン太鼓を持っています。

 

六助

六助

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

●一方のお園の衣装は、黒と紫を基調にした着物です。着物には、金色の竹の模様が入っています。帯は青一色です。

 

右手には短刀、左手で妹の息子、弥三松やそまつを抱いているところです。

 

お園

お園

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

今回の表現ポイント

 

●背景は、右側のオレンジ色の壁から、右側の青い暖簾(のれん)は、実際の歌舞伎のままです。

 

 

 

そして後ろ向きで、若い女性が、片手で大きな刀を担いでいます。

 

 

これは、現代風に表現したお園です。父親の仇討ちのために、武芸を練習しているところを表現しました。

 

左手に大きな刀、そして赤いジャケットを右肩から掛けています。

 

 

さらに、お園の先には窓ガラスがあります。

 

窓ガラス窓眺め、父の敵討ちの成功を夢見るお園を描きました。

 

 

彦山権現誓助剱

彦山権現誓助剱

(※クリックすると画像が拡大します)

 

 

父の敵討ちに向かうお園の姿を、歌舞伎の姿と現代風の姿で表現しました。

 

 

 

今回は、歌舞伎狂言・彦山権現誓助剱を紹介しました😊

 

 

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨

 

 

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