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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『幻お七』(まぼろし おしち)です。
今日の絵は、好きな人に会いたいと思うあまり、罪を犯してしまうお七(おしち)という娘の舞踊曲です。
お七とは、夜桜お七の女性のことです。
以前、櫓のお七(やぐらのおしち)という歌舞伎絵を描きましたが、今回は構図が全く違います。
主役はお七です。
今回は、お七を現代風にして、二人描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『幻お七』
(まぼろし おしち)
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あらすじ
●清元
●初演:1930年(昭和5年)11月27日、帝国ホテル演芸場。清元流研究会第41回にて発表。 ●作詞:木村 富子 ●作曲:三世・清元梅吉 |
この演目は、義太夫「櫓(やぐらの)お七」と「(通称)八百屋お七からくり口上」から着想したと伝わり、「櫓のお七」に似た背景で、人形振りなしに踊るものである。
主人公「お七」は、江戸の町・本郷の八百屋の一人娘。
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師走のある晩、お七の家は火事にあい、一家は焼け出されてしまう。
仮の住まいとして、近くの寺に身を寄せることになったお七は、そこで寺小姓の吉三(きちさ)と知り合う。
吉三の指に刺さったとげを抜いてやったことをきっかけに、二人は親しくなり、恋に落ちた。
やがてお七の家は再建され、一家は寺を出るが、お七は吉三のことがどうしても忘れられない。
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「吉三様とまた会いたい。」
お七は、家が火事になれば、また寺に行って吉三に会える、という考えに憑りつかれてしまい、ついに火付け(放火)の罪を犯す。
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火付けの現場で捉えられたお七は、市中引き回しの上、火あぶりの刑に処せられてしまう。
清元『幻お七』では、恋人を想うあまり吉三の幻を見て、雪の降りしきる中、幻を追って櫓へ登っていくお七の姿が描かれている。
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再建された家に戻ったお七は、吉三のことが忘れられない。
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羽子板の絵を見ては、それに吉三の姿を重ね、自分の嫁入り姿を想像しては物思いに耽る。
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あまりの吉三会いたさに、お七はついに気が狂い、吉三の幻を見る。
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吉三が何者かに連れ去られる幻を見たお七は、その幻を追って、降りしきる雪の中、火の見櫓へ登っていく。
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衣装メモ
●主役であるお七は二人で表現しました。
座っているお七は、物思いにふけっているところです。
赤と水色の打掛から、上半身が赤い打掛に変わっています。
銀色の桜模様が付いています。
頭には、ピンクのお花とピンクのリボンを付けています。髪型はロングヘアです。
そして帯は黄色です。
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●もう一人のお七は、火の見櫓(ひのみやぐら)に登っているところの場面です。
こちらは、水色の花模様の打掛から、上半身が赤と黒の打掛に変わっています。
大きな蓮の花やキラキラ模様がデザインされています。金色のハートの模様もデザインされています。
頭は、ロングヘアにおだんごです。
櫛(くし)の代わりに、桜の枝を描きました。
右手に持っているのは、帯です。
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二人のお七は、恋人の吉三を想っています。
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今回の表現ポイント
●背景は、歌の夜桜お七をイメージして描きました。
こちらの背景は、歌番組のセットをヒントにしました。
上に枝垂れ桜がたくさん咲いて下に垂れ下がっています。
そして、冬の場面なので雪の華を描きました。上、横、舞台の下に雪の華がたくさん降っています。
真ん中には、紫色の階段があります。
階段には、桜の模様が入っています。
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有名な櫓のお七の場面を現代風に、そして主役のお七は二人で表現し、恋人への思いを募らせる場面を描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『幻お七』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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