ご訪問ありがとうございます✨
絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎狂言・『小栗栖の長兵衛』(おぐるすのちょうべえ)です。
今日の絵は、ドラマなどで大活躍の香川照之さんが、歌舞伎役者として市川中車の名前で演じた舞台です。
内容は、乱暴者で村一番の嫌われ者の男が、一夜にして村の英雄になったという話です。
主役は、香川さんが演じる長兵衛(ちょうべえ)です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎狂言
『小栗栖の長兵衛』
(おぐるすのちょうべえ)
(※クリックすると画像が拡大します)
あらすじ
●初演:大正9年11月、明治座
●作:岡本綺堂 ●主演:二代目・市川猿之助 |
戯曲として発表されていたものに、当時の猿之助が目を付け上演許可を得た。
山崎の合戦後、明智光秀(あけちみつひで)が小栗栖村内(※現在の京都市伏見区)で百姓に討たれた事件を題材としている。
◇◇◇
小栗栖村(おぐるすむら)の長兵衛(ちょうべえ)は、博打や酒、喧嘩に明け暮れて、村人には嫌われ、父親にまで見放される乱暴者。
(※クリックすると画像が拡大します)
武士同士の戦いに、百姓は手を出してはならぬという命が下っている中、村一番の乱暴者の長兵衛は八幡様の巫女・小鈴(こすず)の手を引いて現れる。
(※クリックすると画像が拡大します)
(※クリックすると画像が拡大します)
小鈴に酌を強要したり、悪態の限りを尽くし、諌めようとした父・長九郎(ちょうくろう)に傷を負わせる。
(※クリックすると画像が拡大します)
(※クリックすると画像が拡大します)
そして、今日も村人から馬を盗んだ疑いをかけられ、長兵衛は怒って暴れ廻る。
(※クリックすると画像が拡大します)
見兼ねた村人たちは、長兵衛を簀(す)巻きにして川に沈めようとする。
そこへ、羽柴秀吉(はしばひでよし)の家臣・堀尾茂助(ほりおもすけ)が槍先を持って現れ、昨夜、明智光秀を刺した者の詮議を始める。
茂助の尋ねによって、長兵衛が謀反の大将明智光秀を竹槍で討った手柄者だと分かると、皆の態度は一変。長兵衛を村の英雄だと褒め称える。
(※クリックすると画像が拡大します)
手厚い恩賞が約束され、長兵衛は村の英雄にまつり上げられる。
(※クリックすると画像が拡大します)
長兵衛は英雄の証である竹槍を手に、秀吉の陣のある京へと向かうのであった。
乱暴者で村の嫌われ者のまむしの長兵衛が、明智光秀を討ったと知れるやいなや、一転して村人たちの英雄になるという、喜劇的傾向の強い作品である。
初演は二代目・市川猿之助(猿翁)の芸風が役柄と合い当たり役となった。
(※クリックすると画像が拡大します)
孫の三代目・市川猿之助や弟の四代目・市川段四郎に受け継がれている。
これは、初演の猿之助からよる演出がすぐれ、それが継承されていることを示している。
(※クリックすると画像が拡大します)
衣装メモ
●長兵衛は、オレンジ色に丈の短い着物を着ています。
着物には、黒い格子模様がデザインされています。
首には、水色の手拭いを結んでいます。
そして左手には、竹槍を持っています。
(※クリックすると画像が拡大します)
そして、長兵衛が巫女の小鈴(こすず)の手を引いて現れます。
●小鈴は、白と赤の巫女さんの衣装です。上は白の装束に、下は赤い袴姿です。
(※クリックすると画像が拡大します)
二人とも、座っているところです。
今回の表現ポイント
●背景は、下半分は小栗栖村内の畑です。
そして、上半分は、長兵衛が一躍ヒーローになったということで、長兵衛のシルエットです。
長兵衛がヒーローとなり、喜びのポーズを決めているところです。
さらに長兵衛の周りには、たくさんの村人達が、村からヒーローが現れた歓喜に溢れているところを表現しました。
村人達もシルエットで描きました。
空は、村が歓喜に溢れている様子をピンク色で描きました。
(※クリックすると画像が拡大します)
村一番の嫌われ者であった長兵衛が、一夜にして村のスーパーヒーローになるという、二つの場面を1枚の紙に表現しました。
今回は、歌舞伎狂言・『小栗栖の長兵衛』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
この作品にご興味のある方、又はご購入を希望される方は
お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
最近の記事