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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『寿式三番叟』(ことぶき しきさんばそう)です。
今日の絵は、お祝いの舞踊です。
お正月など、舞台の一番最初にお披露目されるのが、この三番叟(さんばそう)です。
ほとんどの舞台では、三番叟は男性役が踊ることが多いんですが、今回は女性で表現しました。
そして久しぶりに2枚描きました(笑)
2枚とも、舞台に雪が降っています。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『寿式三番叟』
(ことぶき しきさんばそう)
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あらすじ
●初演:天明6年1月、野州宇都宮・氏神明神地芝居
寛永年間(1624~44)初世中村勘三郎が踊った『乱曲三番叟』(らんぎょく さんばそう)が最初。 寿式三番叟として今日伝わっているのは、明治中期、豊沢団平(とよざわだんぺ)が復曲したものである。 |
三番叟の始まりは、能の『翁』(おきな)からと伝えられている。
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神聖なものとして第一番目におかれ、神社の祭礼に奉納されてきた祝儀曲である。
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天下太平、五穀豊穣、家内安全を祈願するものである。
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三番叟は毎年正月には宮中で上演され、縁起のいいものとして、今でも、舞台では公演の無事と成功を祈願して行われる。
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また新築棟上げや落成式、結婚式など目出たい席で上演されることがある。
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「寿式三番叟」は、二人の三番叟が連れ舞い、鶴の舞、鶴亀の踊りがあったり、鈴を持って種蒔きのしぐさがあったりする。
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曲に合わせて、だんだんと踊りも激しくなり、やがて、一人が舞い疲れて休もうとする。
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すると、もう一方が引きとどめ「いっしょにおどろう」と、最後まで舞い納める、ユーモアあふれる出し物である。
もともとは神事からきた曲であることもあり、力いっぱいの踊りの中にも「品位」を保てるかどうかが、問われる。
そういう意味では、とても難しい曲とも言える。
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衣装メモ
●まず1枚目は、二人の三番叟が踊っているところです。
左側の女性は、水色の水干姿です。水色の装束には、鳥の翼が描かれています。
翼は紫と青で統一されています。
下は、赤い着物です。着物には、金色の模様がデザインされています。
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●右側の女性は、薄紫色の水干姿です。
こちらの装束にも、鳥の翼が描かれています。翼は、緑・赤・青・黄色で統一されています。
下は、白い着物です。着物には、紫色の花がデザインされています。
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どちらも、頭には黄色と黒で統一された、しま模様の烏帽子(えぼし)、手には扇と鈴を持って踊っています。
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●2枚目は、紫色の水干姿の三番叟の女性です。
こちらの装束には、緑の鳥の翼が描かれています。
こちらも、頭には烏帽子、扇を手にしています。
下は、赤い着物です。着物には、緑色の松がデザインされています。
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今回の表現ポイント
●そして背景は、お祝いということで、オリンピックの聖火台を描きました。
下は、ピンク色の階段があります。
さらに、聖火台を覆うように、不死鳥の翼が見えています。
これは、最近世の中がコロナなど、暗い話題が多いので、『復活』という意味を込めて描きました。
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●そして2枚目の背景は、水色の階段が見えています。。
こちらも、背景に聖火台を描きました。
さらに、聖火台を囲うように、オリンピックの金メダルがあります。
こちらは『成功』を意味しています。
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歌舞伎の御祝儀舞踊を、聖火台を登場させて表現して描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『寿式三番叟』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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