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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『大蛇』(おろち)です。
演目名
歌舞伎舞踊
『大蛇』
(おろち)
あらすじ
平成6年、八千代座で公演。
当代・坂東玉三郎が演じた。
◇◇◇
素戔嗚尊(すさのおのみこと)が用意した八つの瓶。
この中には、強い毒酒が入っている。
やがて夜が更け、雷鳴が鳴り響くなか、妖しい雰囲気をまとう女性・岩長姫(いわながひめ)がやって来る。
この女の正体こそ、変身する前の悪蛇・ヤマタノオロチである。
彼女は早速、置かれている八つの瓶に気がつく。
覗いてみると酒の芳しい香りがするので、酒に目がない岩長姫は、凄まじい勢いで瓶の酒を次々と呑み干していく。
すべての瓶を空にすると満足した様子で、月明かりの下、岩長姫は踊り始めるのだった。
舞に興じる岩長姫は、次第にその本性を見せ始め、八つの頭をもつ大蛇の姿へと変わっていく。
衣装メモ
今回の主役は、岩長姫です。
1枚目の絵の岩長姫の衣装は、真っ赤な振袖姿です。振袖には、鱗をイメージした鹿子(かのこ)模様がところどころに付いています。
帯は前に結んでいて、金銀黒の色合いになっています。
この帯も、鹿子模様になっています。
髪型はストレートヘア、頭の部分には黄色とピンクの髪飾りを乗せています。
扇を手にして、酒を飲もうとしている場面です。
2枚目の絵は、岩長姫が大蛇である本性を現したところです。
黒と金の鹿子模様の着物です。
何とも不気味な色合いです(笑)
こちらの岩長姫は、酒に酔って踊っています。目も大蛇のような鋭い目つきに変わっています。
今回の表現ポイント
この演目は、「日本振袖始」(にほんふりそではじめ)の中の岩長姫の舞だけを独立させた演目です。
独立させた演目なんですけど、衣装もヘアスタイルも違うんです(笑)
普通なら退治されるんですが、この演目では岩長姫が、お酒を飲んで舞い踊り幕となります。
なので、誰も傷付かない、ある意味ハッピーエンド的な演目です。
背景は、2枚とも崖のような山です。
1枚目は、青空に黄色い和柄の雲が流れて、穏やかな風景です。
2枚目は、打って変わって不気味な雰囲気です。紫色の不気味な雲が流れ、満月が輝いています。
岩長姫の横にある物は、強い酒が入った瓶です。
岩長姫のお姫様の姿と、大蛇の本性を表現しています。
今回は、このような場面を表現して描きました😊
今日も最後まで読んでいただき、
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