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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『半田稲荷』(はんだいなり)です。
今日の絵は、東京都・葛飾区にある、半田稲荷神社の舞踊です。
この舞踊の主役は、願人坊主(がんにんぼうず)という、全身が赤一色の衣装の坊主です。
今回は、この願人坊主を、願人坊主を演じる少女という設定で描きました。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『半田稲荷』
(はんだいなり)
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あらすじ
●長唄。
●初演:文化10年、江戸中村座 ●作詞:二世瀬川如皐 ●作曲:初世杵屋勝五郎 ●十二ヶ月舞踊『四季詠寄三大字』(しきのながめ よせてみつだい)の一つ。 |
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葛西金町の半田稲荷へ代参する願人坊主(がんにんぼうず)を描写した風俗舞踊。
賑やかな小品曲で、願人坊主は男性役で踊る事が多いが、女性の場合には、肩肌脱ぎにして、上品に見せる工夫が施される。
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昔は願人坊主(がんにんぼうず)といって、神社仏閣の代参や、祈願などをする乞食坊主がいた。
面白おかしい芸を見せて、お札や薬などを売り歩き、物乞い無用の札も、おかまいなしにずけずけと入って行く。
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いろんな願人坊主が江戸の街にはうようよいて、けっこう庶民には人気があったようだ。
半田稲荷神社は葛西金町(現在の東京都・葛飾区)にある神社で、子供の疱瘡(ほうそう)や麻疹(ましん)などに御利益があるいわれている。
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願人坊主が花道より登場し、稲荷神社の名づくしで昨晩の色模様をのろける。
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願人坊主の出で立ちは、疱瘡除けのまじいで、頭巾から足袋まで全身真っ赤。そして半田稲荷と書いた赤の幟を持ち、
「疱瘡も軽い、麻疹も軽い、信じなされ葛西金町、半田稲荷」と囃しながら踊り歩く。
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そして、ほろ酔い気分の手踊り、次に縫いぐるみの猿を持ち出して、子守の踊りになる。
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江戸中、上下を問わず、長屋のすみずみにまでお稲荷さんがあったようで、半田稲荷の願人坊主はあちこちで引っぱりだこだったといわれている。
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衣装メモ
●願人坊主役の少女は、今風に描きました。
少女の衣装は、赤一色なんですが、片方はピンク色の着物に変わっています。
女性なので、衣装に銀色の模様を入れました。
そして、少女が頭に巻いているのは、鉢巻きです。鉢巻きはリボンのように長く描きました。
そして、狐のお面を付けています。
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少女の周りには、半田稲荷の遣いの白狐が少女になついています。
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今回の表現ポイント
●背景は、下が水色の亀甲模様になっています。
そして、狐のお面を持った若い女性がいます。この女性は、半田稲荷神社の御祭神です。
倉稲魂神(うかのみたまのかみ)という神様です。
倉稲魂神は、現代風の若い女性で表現しました。金銀の飾りが付いた冠を頭に載せ、真ん中に鏡を載せています。
右手には、狐のお面を持っています。
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さらに、御祭神の背後には、藍色と紫色の背景に桜と扇が舞っています。
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全体を若い女性をイメージして描きました。
今回は、歌舞伎舞踊・『半田稲荷』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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