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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『千代の友鶴』(ちよのともづる)です。
今日の絵は、鎮魂の舞踊です。
女性が二人踊ります。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『千代の友鶴』
(ちよのともづる)
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あらすじ
常磐津宗家・家元累代の菩提寺は広尾にある祥雲寺である。
この『千代の友鶴』は、祖先慰霊の意味を持ち成立した一種の鎮魂歌である。
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祥雲寺の奥深く、壮厳なる墓所に笠附地蔵の墓所に永眠する霊位を拝み奉り、浮き世を忘却した閑寂の天地に在って四季の自然を語ったものである。
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常磐津・豊後大掾(ぶんごのだいじょう)の墓のある、祥雲寺付近の景色を扱っている。
俗に「広尾八景」(ひろおはっけい)ともいわれている。
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静かな四季の風情が詠み込まれ、最後は繁栄を祈り祝う言葉で結んでいる。
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《千代の友鶴・歌詞》
〽️霞立つ、天長閑なる時とかや、妙なる法の祥雲寺、鐘の音冴えて暁の、起き臥し毎に塵の世を、忘れて今の楽しさは、
〽️四季折節を其の中に、春は谷の戸明け暮れに、忍ぶ初音の鶯も、いつかほころぶ梅の花、ええ咲くや此の花色深く、変らぬ春の千代が崎、野辺の遊び土筆が原に、嫁菜摘みつつ芹薺。
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〽️夏は夜すがら飛ぶ蛍 己が思ひに身を焦がす 山の端末に入る月の 三日の月かや四日五日 いつか傾く月影を 恨み顔なる時鳥 啼て過ぎ行く雲間より 降るは五月雨つくづくと
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〽️つれなく寂し野辺の草。茂る葉末に 露置き初めて 秋は仇なる眺めかな 招く尾花や萩薄 姿優しき女郎草 其れかあらぬか幻の 蟲の声々哀れなり。
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〽️いつか時雨に降り変わる 樹々の木枯らし吹き誘ふ、梢を埋む白妙は 花かと擬ふ積る雪。雪を頂く老いの身を いつかは此処に千歳経る 豊けき澤に棲む田鶴の 鶴の毛衣重ね着て、
〽️ともに栄ゆる岸澤の 松の齢を弥千代まで 是も畏き君が代の 幾世々懸けて尽きせじと 恵みの末や契るらん。
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「いつかほころぶ」のクドキが聞き所で、二上がり「姿やさしき女郎花」と虫の合方は、作曲がよくでき素踊りの曲として度々上演されている。
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衣装メモ
女性二人は、それぞれオレンジ色とピンク色の着物を着ています。
左側の女性は、歌舞伎舞踊の姿です。
オレンジ色着物を着ています。ところどころに銀色の格子模様が描かれています。
そして、青い帯を締めています。
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右手に扇子を持ち、踊っています。
一方、右側の女性は、現代風に表現しました。
こちらは、ピンク色の着物を着ています。着物には、銀色の格子模様が描かれています。
頭には、赤い花とピンク色の花の髪飾りと、星の髪飾りを付けています。
こちらの女性も、青い帯を締めています。
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今回は、歌舞伎舞踊の女性と、今風の女性の二人が、一つの舞踊を踊っている場面をイメージして描きました。
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少し不思議な感じがしますが、こういう表現好きなんです(笑)
今回の表現ポイント
背景は、上がピンク色の布地をイメージしました。下は、黄色と緑色の鱗を和風にイメージして描きました。
そして、鎮魂の舞踊ということで、折り鶴を描きました。
青と黄色の大きな折り鶴を、立体的に表現しました。
さらに、様々な種類のヘアピンを全体に付けて、女性らしさを表現しました。
たくさんの様々な種類のヘアピンが、舞っています。
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二人の女性の周りは、キラキラと輝いています。
今回は、歌舞伎舞踊・『千代の友鶴』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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