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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『切支丹道成寺』(きりしたん どうじょうじ)です。
今日の絵は、日本離れした感じの演目です。十字架と聖母マリア像が登場します。
かなり珍しい演目です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『切支丹道成寺』
(きりしたん どうじょうじ)
あらすじ
箏曲の平井澄子が放送用に作り、芸術祭賞を受けた曲を、六世・中村歌右衛門が初演した。
戦国時代、大坂のキリシタン教会を舞台にしている。
エケレジアの鐘が鳴り、聖歌が流れるという、従来にはなかった新形式の道成寺物である。
◇◇◇
賤ヶ岳(しずがたけ)の合戦で討ち死にした柴田勝家(しばたかついえ)の姫、朝子がヒロイン。
朝子は修道士の秋月ジョアンを訪ねてくる。
かつての恋人だった。
紀州の清姫と安珍の物語を模した構造になる。
二世の契りを約束したとはいえ、ジョアンは聖職者となり対面はできない。
祈祷の一団の中に朝子は姿を認め、狂おしい思いを抱く。ジョアンも心乱れる。
そして朝子は、マリア像の美しさに気づき、ジョアンをイエスとともに自分から奪ったと恨みを抱く。
たとえ炎に身を焼かれても、つきまとい離れじと、狂乱の舞となる。
パアデレ(神父)とジョアンは神に祈りを捧げ、仏法の唱えと交錯。
いつしか朝子の怨念は消えゆくのだった。
能取り物の仏法で折り伏せられるのを逆手にいく手法で、朝子が去っていくところ、現代の感覚で再構成されている。
衣装メモ
主役は、朝子という女性です。
朝子の衣装は、白地にピンク色の雲と水色の花が描かれた打掛です。
そして右肩は、水色の鹿の子(かのこ)模様の着物に変わっています。
帯は黄色です。
朝子は心が乱れ、狂乱状態となっているところです。
非常に激しい場面です。
今回の表現ポイント
背景色は、赤にしました。
この赤色は、朝子の心の内をイメージしています。
そして、キリスト教の内容なので、左側に大きな十字架を描きました。
右側に、聖母マリア像を描きました。
マリア像は、子供を抱いていますね。
一面真っ赤な舞台からは、桜の花びらが舞い散っています。
今回は、朝子という女性が、ジョアンという聖職者に想いを募らせ、狂乱し、マリア像に鎮められる場面を表現して描きました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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