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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎狂言・『再桜遇清水』(さいかいざくら みそめのきよみず)です。
今日の絵は、桜姫(さくらひめ)というお姫様が主役です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎狂言
『再桜遇清水』
(さいかいざくら みそめのきよみず)
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あらすじ
この日、鎌倉の新清水寺では、源頼朝の厄除のために、薄縁の御剣が奉納される。
奉納の役目を務めるのは、北条時政の娘・桜姫(さくらひめ)と深い仲にある千葉之助清玄(きよはる)。
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桜姫に思いを寄せる荏柄平太胤長(えがらのへいだ たねなが)は、桜姫が清玄(きよはる)に宛てた恋文を拾い怒りに燃え、庵室にいた清玄(きよはる)と桜姫を引っ立てる。
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しかし、桜姫の腰元山路が、不義の相手は寺僧・清玄(せいげん)であると強弁し、清玄(せいげん)は驚きながらも人助けのうちだと、破戒僧の汚名を着せられ寺を去る。
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死を覚悟した桜姫は、新清水の舞台から身を投げるが、清玄(せいげん)がそれを助ける。
桜姫を介抱するうちに、清玄(せいげん)はただならぬ感情を抱き桜姫に迫る。
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そこへ現れた清玄(きよはる)が桜姫を救い出し、清玄(せいげん)は桜姫の片袖を手にさまよう。
その後、清玄(きよはる)と桜姫は山路の父雀屋惣兵衛の家で匿われるが、荏柄の追手が迫り、皆散り散りとなってしまう。
そんななか、桜姫の入った葛籠(つづらね)が偶然にも清玄(せいげん)の庵室に預けられてしまう。
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その庵こそ、破戒僧・清玄(せいげん)が密かに結んだ荒れ果てた庵室。
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もとの小姓たちに衆道や殺生を強い、自らも酒を飲み女を殺し金を奪うなど破戒を尽くしていた清玄(せいげん)は、
現れた桜姫に我を失って力づくで我がものとしようとするが、後を追ってきた清玄(きよはる)によって斬り伏せられる。
しかし、桜姫を想うその妄念は蛇となって、いつまでも生き続けるのであった・・・。
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衣装メモ
主役である桜姫の衣装は、ピンク色の振袖です。
赤い花や金色の雲が描かれています。
帯は緑色に、オレンジ色と水色の花が描かれています。
そして頭には、ピンク色の髪飾りが輝いています。
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そして、桜姫の後ろにいるのは、清玄(せいげん)という破戒僧となったお坊さんです。
清玄(せいげん)の衣装は、紫色の僧の姿です。
金色の袈裟(けさ)を肩から下げています。
清玄(せいげん)は、桜姫に片思いをしてしまい、寺を追い出されしまいます。
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清玄(せいげん)は、自分の感情を抑える事が出来なくなり、姫の帯を引っ張っています。
その情念が蛇となって、足の周りや体全体に、蛇の胴体が巻き付いています。
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清玄(せいげん)の身体の周りには、真っ赤な炎がメラメラと燃えたぎっています。
今回の表現ポイント
背景は、お寺の中をイメージして描きました。
お寺の中は、オレンジ色に亀甲模様となっています。
そして、清玄(せいげん)の情念を化け猫で表現しました(笑)
化け猫は、青い炎をメラメラと出しています。
桜姫は、帯を引っ張られて怖がっています。
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桜姫への想いを抑えきれなくなった清玄(せいげん)の情念を、おどろおどろしく表現しました。
今回は、歌舞伎狂言・『再桜遇清水』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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