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絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『六玉川』(むたまがわ)です。
今日の絵は、全国6つの玉川を歌った舞踊です。
絵に登場している男女は、演目の最後に登場する、布(ぬの)さらしの場面を踊っています。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『六玉川』
(むたまがわ)
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あらすじ
●作詞:清元の六玉川からとったもの。作詞者は不詳。
●作曲:三世鳥羽屋里長 ●移曲:初世中能島松声 ●本名題:『草枕露の玉歌和』(くさまくら つゆのたまがわ)。 |
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曲名の由来は、古歌に詠まれた六つの玉川、すなわち、
●井手(いで)(京都)、
●高野(こうや)(和歌山)、 ●野路(のじ)(萩(はぎ)の玉川とも。草津)、 ●三島(大阪府高槻(たかつき)市。 ●野田(千鳥の玉川とも。宮城)、 ●調布(たつくり)(東京) |
を歌い込んだことによる。
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まず、四人が草花を持って登場。
色には井出の山吹に・・・
左大臣、橘諸兄が植えて山吹の名所になったのが、山城の国(京都)井出の玉川。
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さらに、あらたな二人が旅する紀州の玉川。高野山の奥である。弘法大師が名水を汲んだところ。
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近江の国、野路の玉川は萩の名所。
白露、月光、鈴虫など秋の気配に女性の心情緒を描く。
津の国(大阪)は三島の玉川。
水辺の仕事、砧(きぬた)を歌い、女性の悋気(りんき)を語る。
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野田の玉川(宮城)は千鳥の玉川。
調布は多摩川での布さらし。
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舞踊を伴い、三味線が活躍する作品で、後半の「晒(さらし)の合方(あいかた)」は『越後獅子(えちごじし)』に似た旋律も現れ、変化に富んだテンポとリズムで構成されている。
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衣装メモ
●男性は青紫色の着物です。青紫色の着物には、金銀の草花が描かれています。
上半身は早変わりから、赤い着物に変わっています。銀色の葉っぱがデザインされ手います。
そして肩からは、黄色い襷(たすき)を縛っています。
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●一方、女性の衣装は、薄紫色の着物を身にまとっています。黄色・ピンクの花が描かれています。
こちらも、上半身は早変わりから赤い着物に変わっています。赤い着物には、銀色の紅葉がデザインされています。
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二人とも上半身が、衣装の早変わりで、中の赤い着物に変わっています。
二人が手にしているのは、晒(さらし)です。
今回の表現ポイント
●背景は、玉川です。
下に格子があり、川の向こう側には山が見えています。
そして、山の向こう側から、ジェット機がこちら側へ向かってきています。
ちょうど、二人の上を通過するところです。
この演目が、全国6つの玉川を旅する内容なので、ジェット機で表現しました。
さらに、ジェット機の音でカラスが驚いて飛んでいます。
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日本全国の玉川を旅するという内容から発想を飛ばし、ジェット機で表現しました。
今回は、歌舞伎舞踊・『六玉川』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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