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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『二人静』(ふたりしずか)です。
今日の絵は、静御前(しずかごぜん)の霊と、その霊に取り憑かれた若い女性が一緒に舞を踊るという物語です。
主役は、静御前の霊と若菜摘みの乙女です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『二人静』
(ふたりしずか)
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あらすじ
●原作:世阿彌元淸
●作曲:杵屋巳太郎 ●補綴:坂東玉三郎 |
〈配役〉
◆静御前の霊:坂東玉三郎
◆若菜摘:中村児太郎
◆神職:坂東彦三郎
2019年、「芸術祭十月大歌舞伎」最後の演目として演じられた。
能を題材とした舞踊を、坂東玉三郎が新たな演出で手がけた『二人静』。
玉三郎演じる静御前の霊、そして静御前の霊が乗り移った児太郎演じる若菜摘の乙女の二人によって、静御前の心情が描き出される。
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◇◇◇
大和の国の吉野菜摘川。
吉野勝手明神(よしのかつてみょうじん)の正月七日の神事のために、乙女が若菜を摘んでいる。
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そこへ、一人の女性が現れる。
女性は、自らの供養のために写経を行うことを乙女に頼む。
そして、吉野に帰ったら自分を供養してくれるよう神職に頼んで欲しいと乙女に言う。
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乙女が名前を問うが、それには答えず、
「私を疑ったら、取り憑いて名前を明かす」
と言い残し消えうせた。
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乙女は戻ってこの件を神職に報告した。
だが、疑いの言葉を口にしたため、女性に取り憑かれて狂乱状態になった。
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神職が憑き物に名前を尋ねると、自分は静御前(しずかごぜん)であると答える。
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神職は乙女に取り付いたのが静御前の霊であると知り、弔うことの条件に舞を所望する。
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そして、かつて静御前が奉納した衣装を身につけて乙女が舞い始めると、いつのまにか静御前の霊も同じ衣装で現れ、一人の女が二人になって舞を舞うのだった。
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観るものを引き込む幽玄美あふれる舞踊に、劇場が幻想的な空気に包まれるなか幕となる。
現し世と常世の交わる、幻想的な舞である。
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衣装メモ
●静御前・乙女ともに、『白拍子』(しらびょうし)と呼ばれる衣装を着ています。
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白と赤で統一された、巫女さんのような姿になっています。赤い袴は、とても長くて引きずっていますね(笑)
この衣装には、たくさんの房(ふさ)が付いています。静御前はピンク色、乙女はオレンジ色の房になっています。
腰には青い刀を差しています。
そして頭には、金色の烏帽子(えぼし)を被っています。烏帽子には、藤の花とバラの花が付いています。そして、二人の烏帽子が光輝いています。
右手には扇を手にしています。
二人は舞を披露しています。
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今回の表現ポイント
背景は、夜空をイメージしたものになっています。
この夜空が、今回3段になっているんです。
3つの場面と言った方が分かりやすいですね(笑)
一番下は、いろんなカラフルな物体が飛んでいます。これは、蛍をイメージして描きました。蛍が光っています。
静御前の霊が無事に供養されたところを、蛍で表現しました。
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そして、真ん中は天の川です。たくさんの星が流れています。
続いて一番上は、細い三日月と流れ星がたくさん流れています。
さらに、二人とも若い女性ということで、足元はピンクのヒョウ柄を描きました。
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今回は、背景の天の川が少し時間が掛かりました。
星やキラキラの部分は、1.0mmの銀色のペンで、一つ一つ描いているんです(笑)
これはですね、ゆっくり丁寧に描くと、非常に時間が掛かるので、ポンポンポンポンと押し当てて猛スピードで描いています(笑)(笑)😌
今回は、歌舞伎舞踊・『二人静』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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