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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『狐火』(きつねび)です。
今日の絵は、八重垣姫(やえがきひめ)というお姫様が、恋人のために諏訪明神に祈って、湖上を渡るという物語です。
だいぶ前に、『本朝廿四孝』(ほんちょう にじゅうしこう)の絵を紹介した事があったんですが、今回の『狐火』は新作舞踊です。
なので、衣装も従来のものとは違います。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『狐火』
(きつねび)
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あらすじ
2019年6月、G20大阪サミットで公演された。主演・中村米吉。
舞台は大正年間に建てられた、大阪府庁舎の階段の踊り場という、かなり独特の空間。
◇◇◇
八重垣姫(やえがきひめ)は、諏訪大社に向かい、恋人である勝頼(かつより)の無事を祈った。
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「翅(つばさ)がほしい羽根がほしい
飛んでゆきたい。知らせたい。」
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勝頼の危難を知った八重垣姫は、羽根があれば鳥のように飛んでいって、追っ手が向かったことを勝頼に知らせたいと思いつめた。
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しかし女の足で追いつくことなど、とても叶わない。
「そうだ。湖を渡るしかない。」
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姫は、奥庭に納めてある諏訪法性の御兜を手にすると、諏訪明神の遣いの白狐の霊力に付きそわれ、氷結した諏訪湖上を、塩尻めざして駆けぬけてゆく。
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衣装メモ
八重垣姫の衣装は、薄い黄色と銀色のぼかしが入った青い打掛です。
頭には、赤いリボンを乗せています。
そして八重垣姫は、諏訪明神に祈り、身体が後ろに反り返っています。
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今回の表現ポイント
今回の舞台は、赤い階段になっています。
八重垣姫の両側にある五色の置物は、真榊(まさかき)といって、神社で用いられる神具です。
真榊(まさかき)とは、神事の場で祭壇の左右に立てる祭具です。
緑・黄・赤・白・青の五色絹の幟(のぼり)の先端に榊(さかき)を立て、三種の神器を掛けています。
向かって左側に剣を掛けたもの、右側に鏡と勾玉を掛けたものを立てます。
背景は、諏訪大社の御札(おふだ)です。今回は諏訪明神を、諏訪大社の御札で表現しました。
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今回は、歌舞伎舞踊・『狐火』を紹介しました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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