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絵師ひでまさです。😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは『元禄花見踊』(げんろく はなみおどり)です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『元禄花見踊』
(げんろく はなみおどり)
あらすじ
本名題、『牡丹蝶扇彩』(ぼたんにちょう おうぎのいろどり)。
「元禄花見踊」は元禄時代を舞台に、武士、奴(やっこ)、若衆、遊女、町人などが、さまざまな風俗で集まり踊るという豪華な設定となっている。
当時、花見は一家総出の一大イベントで、特に女性は花見に合わせて晴着を用意する者も多く、その派手さ、豪華さ、趣向さを競ったという。
◇◇◇
時は華やかな元禄の時代。
花見客で賑わう上野の山に、派手やかに着飾った一行がやって来た。
辺りは一層華やぐ。
錦糸銀糸の小袖は及ばず、派手さを競った伊達模様、今最も流行している新奇な小袖模様と、老若男女が思い思いに装いたてて、いっそう美しさが増す。
濃い紫の地に鹿の子絞りの六尺袖。
裾には八ツ橋を染め、遊女たちが踊る。
花見幕の隙間からは奥ゆかし、綾織の小袖も鮮やかに衣を目深に被ったご令嬢。
花見とくれば酒盛り。
深編笠をかぶった侍が大杯を片手に酒をあおる。
あちらでは供奴が、酔いにつれて踊っている。今宵は月の美しい夜。
上野の山は花盛り。
いつ更けるともなく宴は続く。
衣装メモ
主役は、坂東玉三郎さん演じる元禄の女性です。
元禄の女性の衣装は、白地にピンクと金色の市松模様が入っています。
そして、赤、水色、薄いピンク色の花も描かれています。
頭には、金色の櫛(くし)を付けています。
今回の表現ポイント
背景は、満開の桜に花見の風景です。
薄い緑の部分には、小さな紫色の花が咲いています。
そして、川が流れていますね。
この絵の左上にある、カラフルな幕は、『五色幕』(ごしきまく)と呼ばれるものです。
さらに、元禄の女性が踊っている舞台全体には、桜の花びらがたくさん振り注いでいます。
今年のゴールデンウィークは、友人や知り合いと花見をする予定だったんですが、新型コロナの影響で花見も自粛になりました。
なので、少しでも花見気分を味わいたいので、この題材を選んで、踊る元禄の女性を描いてみました🌸✨
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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