ご訪問ありがとうございます✨
絵師ひでまさです😊
本日もご覧いただき、ありがとうございます😊✨
このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、僕が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『信濃路紅葉鬼揃』(しなのじ もみじのおにぞろい)です。
今日の絵は、信州に伝わる『紅葉伝説』を、能の要素を取り入れた新しい歌舞伎舞踊劇です。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『信濃路紅葉鬼揃』
(しなのじ もみじのおにぞろい)
あらすじ
2007年12月歌舞伎座で上演された。
従来の歌舞伎舞踊とは異なる能衣裳を使った新作の舞台。
主演、坂東玉三郎・市川海老蔵。
◇◇◇
信濃・戸隠山で、大勢の侍女を連れた上臈(じょうろう)と待女たちが紅葉狩りの宴を催しているところへ、鹿狩りの平維茂(たいらのこれもり)が従者とともに通りかかる。
(※クリックすると画像が拡大します)
維茂は女性の誘いを受け、盃を重ねて女性達の舞に見とれているうちに寝入ってしまう。
そして、いつの間にか女性達は山中に姿を消していた。
すると夢の中に山神が現れ、女性達の正体は戸隠山の鬼女であることを告げ、維茂に神剣を授ける。
維茂が目を覚ますと、先程の酒宴の席は跡形も無く、やがて雷鳴が轟き嵐が吹きすさぶ中、女性達は鬼女へと姿を変えて維茂に襲いかかる。
(※クリックすると画像が拡大します)
維茂は神剣を抜いて応戦し、激しい格闘の末、ついに鬼女達を討ち取る。
衣装メモ
今回の主役は、上臈(じょうろう)の女性です。
歌舞伎なのですが能の衣裳です。
踊っている女性は、実は戸隠山の鬼女が化けた姿なんです。
上は、薄い黄色に紅葉の葉が描かれた装束になっています。
下は赤い袴姿です。
振袖とは違い、独特の雰囲気を表現しています。
右手に扇子を持ち、舞を披露しているところです。
今回の表現ポイント
今回も新しい表現で歌舞伎絵を描きました。
女性が踊っている背後から、恐ろしい巨大な青い手が見えています。
実はこれは、鬼の手です。
主役の女性が、恐ろしい鬼女へ姿を変えるところを、この青い鬼の手で表現しました。
鬼の手からは、銀色の長く鋭い爪が生えています。
そして、赤い炎がメラメラと燃えたぎっています。
背景は、薄い黄色の屏風に、松の木とオレンジ色の紅葉が舞台を彩っています。
今回は、美しい女性の姿(外面)と、恐ろしい鬼である女性の本性(内面)を一枚の絵で表現して描きました😊
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
この作品にご興味のある方、又はご購入を希望される方は
お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
最近の記事