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絵師ひでまさです😊
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このホームページでは、歌舞伎の女性を中心に描いたイラストと共に、歌舞伎の演目を紹介していきます。
そして、私が描いた歌舞伎絵と共に、あらすじも交えて分かりやすく解説していきます😌
今回ご紹介するのは、歌舞伎舞踊・『佐久夜』(さくや)です。
今日の絵は、富士山に関係する神話を題材にした演目です。
佐久夜とは、木花佐久夜姫(コノハナサクヤヒメ)の事です。
富士山の守り神であり、富士山のふもとにある、浅間大社の御祭神でもあります。
最後まで読んでいただけたら、嬉しいです😊
演目名
歌舞伎舞踊
『佐久夜』
(さくや)
あらすじ
2001年、東海道400年祭を記念した祝祭劇。総合演出、三代目市川猿之助。
富士山・浅間大社の祭神は、木花佐久夜姫である。
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◇◇◇
天津神ニニギノ尊(ニニギノミコト)が、日向(ひゅうが)の高千穂(たかちほ)に天降った。
ニニギノ尊は、国津神(くにつかみ)・大山津見(おおやまづみ)の娘・佐久夜姫(さくやひめ)と出会い、結婚を申し入れる。
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喜んだ大山津見は、これを許し多くの品と姉の岩長姫を添えて尊(みこと)におくった。
尊は醜い岩長姫(いわながひめ)を返し、佐久夜姫ばかり側においた。
岩長姫は、尊を恨み蛇体となって襲い、
「一族は花のようにはかないものになろう」
と呪いをかける。
その後、天津神の皇子が、立太子式に突然昏睡し命を危ぶまれる。
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生命を救うのは、富士山の女神・佐久夜姫の持つ生死の玉だと分かる。
命を犠牲にして、姫は太子の命を救う。
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衣装メモ
主役の木花佐久夜姫の衣装は、白地に黄色い雲や桜が刺繍された打掛です。
この打掛は、袖の部分が青と赤紫の2色になっています。2色の袖の部分にも、小さな桜の刺繍が施されています。
衣装には、赤色の房や金色の御幣(ごへい)が付いています。
そして、この打掛の上に、紫色の豪華な鎧を着ています。この紫色の鎧にも、金色で桜の花びらが描かれています。
頭の部分は、とても豪華な冠を被っています。
頭の真ん中に、富士山が描かれていますね。
そして、桜の花びらをたくさん付けました。
左右から赤い布が垂れ下がり、この赤い布にも桜の花びらが描かれています。
そして、金色の御幣も冠から垂れ下がっていますね。
さらに、佐久姫の頭を覆うように、花びらの後光が水色・赤紫・青に輝いています。
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下は、赤い袴のようなドレスになっています。
そして佐久夜姫は、黄色い雲に乗り、桜の枝を手にしています。
ちょうど佐久姫の後ろから、広がった着物のような物は、几帳(きちょう)と言います。
この几帳にも、たくさんの赤い房や御幣が付いています。
そして、金銀の飾りがたくさん付いています。
今回の表現ポイント
今回の背景は、内容が富士山の神話ということで、富士山を描きました。
一般的な富士山は青なんですが、今回は縁起の良い赤富士を描きました。
晴天にそびえ立つ赤富士の周りからは、黄色い雲が流れています。
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下にある鏡は、神鏡(しんきょう)と言います。
この神鏡は、よく神社の祭壇の真ん中に置かれている神具の一つです。
下の両サイドには、浅間大社のご神木である、桜が咲いています。
舞台全体、桜の女神をイメージして描きました😊
今回は、歌舞伎舞踊・『佐久夜』を紹介しました。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました😊✨
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